習志野市立習志野高校野球部・石井好博元監督の死去を受け、教え子のプロ野球千葉ロッテマリーンズの福浦和也ヘッドコーチ(47)=習志野市出身=は28日、球団を通じてコメントを発表し、「あまりにも急な事で驚きました。厳しくもあり優しい方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。
最後に石井さんに会ったのは、福浦コーチ現役最後のシーズンとなった2019年6月、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)での中日とのセ・パ交流戦。石井さんが務めた始球式で打席に立った。「その光景は今でも鮮明に覚えている」という。
同高野球部3年最後の夏、福浦コーチはエースで4番打者。「高校時代はよく怒られた。特にピッチングに関して厳しく指導された」と振り返り、一方で「忘れられないのは、腰や肩を痛めた時、すごく心配をしていただき、知り合いの治療院を紹介してくれた。わざわざ一緒に通院もしてくれた」と、選手を思いやる石井さんの温かい人柄をしのばせるエピソードを明かした。