レゾンデートルは11月27日、「夫婦のセックスレスに関する実態調査」の結果を発表した。調査は10月23日~25日、20代~50代の既婚者男女4,000名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。
○夫婦の66.2%がセックスレス傾向
同調査では、本人の認識を重視し、「ややセックスレス」「セックスレス」と回答した人をセックスレス傾向、「セックスレス」と回答した人を完全なセックスレス状態と分類。その結果、20~50代の既婚者の68.2%が「配偶者とセックスレス傾向」と回答。内訳は、「ややセックスレス」が24.3%、「完全なセックスレス」が43.9%だった。
男女別にみると、女性(66.2%)よりも男性(70.1%)の方が「配偶者とセックスレス」と回答する割合が高く、その傾向は全年代で共通。このうち「完全なセックスレス」と回答したのは、男性で46.0%、女性で41.7%だった。
セックスレスは30代から急増
続いて、年齢による違いを男女別に見てみると、セックスレス傾向の割合は20代では約5割だが、30代になると7割に上昇。
特に、「セックスレス傾向」の男性は、20代で53.4%だったのが、30代で71.4%に。「完全なセックスレス状態」の男性も20代で25.2%だったのが、30代で41.8%に急増。女性もまた、20代で51.0%だった状態から30代で67.8%に急増。「完全なセックスレス状態」の女性は16.4%から39.2%と、倍以上に拡大するなど、男女ともに、30代から“配偶者とセックスレス状態”の既婚者が急増することがわかった。
○セックスレスと夫婦仲の関係
次に、セックスレスと夫婦仲の関係について調査を実施した。まず、全回答者に夫婦仲を尋ねてみたところ、「良い+やや良い」が60.1%と、仲の良い夫婦が多いよう。回答者は年代がばらけた全国4,000人であることから、一般的な傾向をあらわしていると言える。
しかしながら、セックスレスではない既婚者と、セックスレス傾向の既婚者で比較してみると、「良い+やや良い」と回答した割合は、セックスレスではない既婚者では66.0%と7割近くに達したのに対し、セックスレス傾向の既婚者は57.2%と6割に満たず、両者の間に1割近くの差が生じる結果となった。