狩猟中の60代男が女性を負傷させる 「散歩させていた犬をシカ…の画像はこちら >>
シカを狙ったはずが、散歩中の女性を撃ってしまった男。事故の経緯と注意すべき点などについて、『WLBT』などアメリカのメディアが伝えている。
つい先日、アメリカ・ウィスコンシン州で犬を散歩させていた女性(47)がいきなり腹を撃たれた。通報を受けて急行した救急隊は、女性をヘリで病院に搬送したというが、現在の状態など詳しいことは分かっていない。
女性を撃った男(62)は当局に事情を聞かれ、「狩猟中に女性の犬が目に飛び込み、角がないシカかと思ってしまったんです」と説明。犬のほうは無傷だった。
男は体に障害があるため、乗り物に乗った状態で狩猟を楽しんでいたようだ。ただウィスコンシン州は障害者が狩猟を楽しめる機会をもうけているため、猟をしていたこと自体は違法とはいえない。
当局は今も慎重に調べを続けているが、撃った男が起訴される可能性も含め、今後についてはまだ決まっていない。
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この事故について説明するため記者会見を開いた当局は、狩猟に出る人たちに対し「森では(目に付きやすい)明るいオレンジ色と蛍光ピンクの衣類着用を徹底してほしい」と要求した。
また森に入るが猟はしないという人たちには、「目立つ色の服を着てほしい」と呼びかけている。
先日も、同州で猟を楽しんでいた男性(53)が事故を起こした。銃のスリングを調整しようとしていたときに誤って発砲し、自分の足を撃ってしまったのだ。
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2021年春には、ミズーリ州の山中で狩猟を楽しんでいた人物が、ハイキング中の男性を七面鳥と見間違えて撃つ事故があった。胸に銃弾を受けた男性は命に関わる重傷を負い、病院に搬送された。
このような事故が発生するたび、「狩猟を許可する区域では、それ以外の人の立ち入りは禁止にすべき」「なぜきちんと規則を作らないのか」という声が多く上がる。重大な事故が相次いでいることに、不安を感じる人も少なくないようだ。