米ミシガン州で、重機を盗み公道を暴走した12歳の少年が逮捕され、少年院に送致された。所轄するアナーバー警察がプレスリリースで公表した。
25日、少年は中学校にとめてあったテレハンドラーと呼ばれる重機に乗り込み、公道へと走り出した。この重機は米Genie社のコンストラクション・ジーニーGTH-636という車種で、フォークリフトを兼ねたクレーンを備えており、建設や造園、農作業によく使われ、車両重量は7,983kgあるという。
午後6時過ぎ、「少年が重機を盗んだ」との通報で警官が現場へ急行したが、少年は無灯火のテレハンドラーを運転し逃亡。路上駐車している車両に次々とぶつかりながら公道を暴走した。
複数のパトカーが非常灯をつけ、サイレンを鳴らしながらテレハンドラーを追跡し、午後8時前にようやく少年を確保した。
中学校の敷地にとめられていたテレハンドラーは無施錠で、キーは車内に残されていたという。幸いにも負傷者は出なかったが、少年は少年院へと送致された。