新潟県が11億円以上融資するトキエア 札幌丘珠線の就航予定日を1月31日と発表「これ以上変更はない」

格安航空会社トキエアは29日、札幌丘珠線の就航日を来年1月31日とすると発表しました。就航の延期を繰り返してきたため、会見では信頼面に対する質問も相次ぎました。

29日に会見を開いたトキエア。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「札幌丘珠線の就航日ですね、2024年1月31日、水曜日になります。ようやくということで定めさせていただいております」

札幌丘珠線を巡っては、国の審査の遅れなどから就航日が度々延期となり、8月以降は就航が見通せない状況が続いていました。

こうした中、国の審査である整備規定の改定が今年中に終わる見込みに。その後の調整時間も考慮して、トキエアは就航日を来年1月末とする方針を決めました。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「我々ももうこれ以上変更はなくというところで、今回関係セクションと、この日にちを定めさせていただきました」

この発表に、トキエアへ11億円以上の融資をしている県は…

【花角知事】
「ようやく(就航日を)確定できたのは良かったと受け止めている。何においても安全に運航できるようしっかり準備を進めてもらいたいと願っている」

しかし、延期を繰り返してきたトキエアが、国の審査の終わっていない段階で就航日を発表したため、会見ではさらなる変更・延期はないか質問が相次ぎました。

【記者】
「この1月31日の日付が覆ることはないのか」

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「関係セクションとの調整の中での日程感ですので、ここを就航日として対応してまいります」

【記者】
「航空局の確認が年明けからで、1月31日で間に合うのか」

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「間に合う想定で動いております」

運航は週4日・1日2往復の計画で、最終的には毎日運航することも視野に調整を続けているというトキエア。

一方、2機あるうちの1機は台湾での整備が必要で、就航日は、1機体制で迎える見込みです。不安も残るなか、県民の信頼を回復する手立ては…

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「安全に日々運航していくことの積み上げ以上のものはないのかなと思っております。就航日1月31日ということで全社一丸となって頑張っていければと思います」

チケットの販売は来年1月に始まる予定です。