名古屋市東区の金城学院高校では20日、出席者全員に常にマスク着用を求めた卒業式が行われました。
午前10時から始まった金城学院高校の卒業式には、3年生の生徒と教職員、それに今年から生徒1人につき1人の出席が可能になった保護者ら計650人ほどが出席しました。
文部科学省は、今年の卒業式では「マスクを着用せずに出席することを基本」としていますが、金城学院高校ではまだ受験を控える生徒もいるため、出席者全員に式典中のマスク着用を求めました。
壇上で卒業証書を受け取る際もマスクを外すことはありませんでしたが、コロナ禍で控えていた賛美歌と校歌の斉唱は卒業式では3年ぶりに実施されました。
今年の3年生は入学式を経験せずに卒業の日を迎え、最後は目元に笑みを浮かべながら、暖かい拍手に送られて会場をあとにしました。