本格的な雪のシーズンへの備えも進んでいます。大雪による大規模な立往生を防ぐため、国・県・市・NEXCO東日本が除雪作業を連携して行えるよう訓練が行われました。
12月1日、車に数センチの雪が積もっていた新潟県長岡市。
【記者リポート】
「きょうは、国・県・長岡市とNEXCO東日本も連携して高速道路上などの除雪訓練が行われます」
この日、関越自動車道の長岡インターチェンジで国・県・長岡市、そしてNEXCO東日本が参加して行われたのは除雪訓練です。
訓練は、大雪により高速道路や高速道路につながる国道や市道の除雪が追いつかなくなったという想定で行われました。
【NEXCO東日本(訓練)】
「こちらNEXCO長岡管理事務所です。大雪のため、長岡インター付近の除雪をお願いします」
【県(訓練)】
「了解しました。新産方面から除雪ドーザ1台を派遣します」
参加した4つの機関は、互いに除雪作業の支援を行う覚書を結んでいて、この日はNEXCO東日本が国や県などに除雪の協力を要請。連絡を受けた機関が支援にかけつけるまでの連絡・連携体制を確認していました。
【北陸地方整備局 長岡国道事務所 久保光晶 副所長】
「高速道路は除雪していたけど、インターチェンジは除雪していなかったということがあったので」
関係機関の連携の必要性が認識されたのは、2016年の大雪。
長岡市の国道8号などで約8kmにわたり渋滞が発生し、周辺の県道なども含め、約300台ほどが立往生する事態に。
その後も異常な降雪による大規模な立往生が度々発生していて、関係機関の連携の重要性はさらに増しています。
【北陸地方整備局 長岡国道事務所 久保光晶 副所長】
「高速道路、こういったインターチェンジというのは、本線以外でも除雪しなければならない。やれるところからやって、速やかに除雪を行って、道路を解放できるような取り組みをこれからもやっていきたい」
昨シーズンのように短時間で一気に雪が積もることも想定し、参加した機関は連携しながら早めの対応を行っていく方針です。