日曜は北海道~北陸で落雷・突風に注意 火曜は九州~関東甲信で…の画像はこちら >>
この先1週間で注意が必要なのが、3日(日)と5日(火)です。3日(日)は日本海側で大気の状態が不安定になるでしょう。5日(火)は南岸低気圧の影響で九州から関東甲信で荒れた天気の恐れ。冷たい雨が降り、長野県や山梨県では雪の降る所もありそうです。
3日(日)は日本海側で大気の状態が不安定
12月3日(日)は、上空に強い寒気(上空5000メートル付近でマイナス30℃以下)を伴った低気圧が東北付近を通過するでしょう。北海道と東北の日本海側、北陸は大気の状態不安定になりそうです。所々で雨や雷雨となるでしょう。落雷、突風に注意が必要です。岩手県など太平洋側でも内陸部では雪の強まる所があるでしょう。
5日(火)は南岸低気圧で荒れた天気 冷たい雨や雪の所も
12月5日(火)は、前線を伴った低気圧が本州の南岸沿いを東北東へ進むでしょう。九州から関東甲信にかけて広く雨が降り、雨脚の強まる所もありそうです。沿岸部を中心に風も強まり、荒れた天気となるでしょう。平地では雪ではなく、雨が降る所が多いですが、長野県や山梨県では雪が降り、積雪となる可能性もあります。最新の気象情報、交通情報にご注意ください。雪道をノーマルタイヤで走行するのは危険です。峠越えの車は冬の装備をなさってください。冷たい雨で日中も気温の上がり方は鈍く、最高気温は大阪市や名古屋市は11℃、東京都心は12℃と12月中旬並みとなるでしょう。風も強まり、気温の数字よりも寒く感じられそうです。防寒対策が必要になるでしょう。
ノーマルタイヤの危険性
雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。