日大アメフト部薬物事件の初公判 北畠成文被告 薬物使用の部員について「10人程度です」

日本大学アメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件で、麻薬取締法違反の罪に問われている北畠成文被告の初公判が1日、東京地裁で開かれた。検察側は、懲役1年6か月を求刑した。
北畠被告は前髪を下ろし、黒のスーツ姿で法廷に姿を現した。起訴内容については「間違いありません」と認めた。
また、検察側は冒頭陳述で、「北畠被告は高校3年生の冬以降、大麻を使用し、大学入学以降は寮で友人らと一緒に使用していた」と指摘した。
大麻の入手経路について問われた北畠被告は「他の部員が、売人から預かったものを預かった」と述べた。部内で何人が薬物を使っていたかに関しては「10人程度です」と答えた。
北畠被告は今年7月、東京・中野区のアメフト部の寮で、覚醒剤を麻薬だと認識して所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われている。