ふなばしアンデルセン公園 「風車」改修で寄付募る 船橋、地元シンボル復活へ初のCF

船橋市は、市のシンボルで9月から改修しているふなばしアンデルセン公園風車の工事費用を寄付で集めるためクラウドファンディング(CF)を始めた。同市がCFを実施するのは初めて。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で来年2月28日まで受け付ける。寄付は市内外から可能で、通常のふるさと納税と同様に所得税や住民税控除の対象になる。目標金額は300万円。
寄付金は、回転軸や土台に使われる木材や石といった材料の購入などに充てられる。目標金額を達成できなかった場合も、集めた寄付金は活用される。2万円以上寄付すると、風車内の開放スペースで掲示するネームプレートに氏名を載せることができる。
風車は高さ約16メートルで、1996年建造。姉妹都市で童話作家アンデルセンの故郷のデンマーク・オーデンセ市との友好の証として、同市に現存する1800年代の風車を見本に造られた。
2018年以降は、部品の経年劣化を考慮し回転を止めていた。今年9月にデンマークの風車職人を招き改修を開始した。工事は来年3月まで続く。工事費は1億3900万円。
寄付の問い合わせは市政策企画課(電話)047(436)2057。