自衛隊、宮古島で訓練披露 駐屯地4周年行事 市民団体は抗議

陸上自衛隊宮古島駐屯地創立4周年記念行事が19日、沖縄県宮古島市上野野原の同駐屯地内で行われた。一般開放され、来賓や隊員の家族、市民らの前で車両の行進、銃撃戦を想定した空包を使った訓練、装備品の展示、車両の試乗体験などがあった。
同駐屯地の伊與田雅一司令は「地域の負託に応えるため与えられた力を磨き続け、沖縄、南西地域における抑止力の要として役割を果たす」とあいさつした。
訓練展示に反対する「ミサイル・弾薬・軍拡の宮古島陸自4周年を祝えない市民の集い実行委員会」は、駐屯地の外側で抗議した。メンバーの清水早子さんは「空包とはいえ音がすごかった。銃声の向こうに血を流して倒れる人がいると想像すると、怖くて悲しい。エンターテインメントのショーじゃない」と話した。(宮古支局・當山学)

(写図説明)空包を使った訓練を披露する隊員ら=19日、宮古島市上野野原・陸上自衛隊宮古島駐屯地
(写図説明)記念行事に抗議する「ミサイル・弾薬・軍拡の宮古島陸自4周年を祝えない市民の集い実行委員会」のメンバー=19日、陸上自衛隊宮古島駐屯地前(提供)
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記念行事に抗議する「ミサイル・弾薬・軍拡の宮古島陸自4周年を祝えない市民の集い実行委員会」のメンバー=19日、陸上自衛隊宮古島駐屯地前(提供)