小学校の給食に金属片 歯茎に引っかかり男子児童がけが 野菜裁断機のふた損傷が原因【新潟市】

12月1日、新潟市の小学校で給食に異物が混入する事故があり、4年生の男子児童が口の中に軽いけがをしました。

事故があったのは新潟市西区の内野小学校です。

新潟市によりますと、12月1日、給食の汁物(豆腐の中華風煮)を食べた男子児童が、「口の中に違和感がある」と近くの友達に相談しました。

友達が確認したところ、右前歯の裏側歯茎に、長さ約1.5cmの金属片がひっかかる状態となっていたことから、担任の先生に報告。保健室で男子児童の口にあった金属片を摘出したということです。

摘出する際には少量の出血がありましたが、後日、男子児童が医療機関を受診したところ、異常はありませんでした。

内野小学校には全校児童が689人おり、職員なども含めて約730人分の給食が作られていますが、ほかに異物の混入は確認されず、健康被害の報告もありませんでした。

新潟市が確認したところ、金属片は調理で使用した野菜裁断機の蓋のふちにあたる部分で、損傷していることに気付かず使用したことから給食に混入したとみられています。

新潟市教育委員会は再発防止策として、今後調理器具を使用する前や使用したあとに、刃以外の部分を含めて損傷や劣化の有無の確認を徹底することにしています。

画像は混入していた金属片(新潟市教育委員会提供)