『源氏物語』のあらすじを知らない人は6割 – 読んだことがない最多の理由は?

学研ホールディングスのグループ会社Gakkenは11月30日、「源氏物語」に関する調査結果を発表した。調査は11月16日~17日、20歳~60歳の女性500名を対象にインターネットで行われた。

調査によると、「源氏物語」を読んだことが「ある」という人は44.6%。著名な古典作品ではあるものの、過半数(55.4%)が「読んだことがない」ことが明らかに。また、読んだことがない人のうち、約7割(69.3%)が「読みたくない」と回答。「読みたい」「どちらかというと読みたい」という女性は、30.7%だった。

続いて、「源氏物語」を読んだことがないが読みたいと思っている人に、「なぜ読んでいないのか」理由を聞いたところ、多い順に「長いから」(47.1%)、「どの本を選んだらいいかわからないから」(37.7%)、「難しいから」(34.1%)、「興味がないから」(7.1%)、「つまらなそうだから」(4.7%)という結果に。

「源氏物語」を読むハードルのひとつに「本の多様さ」があるほか、現代となじまない時代背景に対する知識が必要なことや、「源氏物語」自体が長いことも「読みたい」気持ちを妨げているよう。

最後に、「源氏物語」のあらすじを知っているか聞いたところ、約6割(57.4%)が「まったくわからない」「あまりわからない」と回答した。