ＪＲ市川駅と直結する商業施設「シャポー市川」のトイレに今年２回にわたり猫の死骸が捨てられていたことが５日、同施設などへの取材で分かった。ペットの死骸を私有地以外に投棄するのは廃棄物処理法違反にあたり、市川署は同法違反の疑いで捜査している。
シャポー市川などによると、７月と９月、同施設１階女性トイレの個室の棚に、エコバッグなどに入った猫の死骸が置かれているのを清掃員が見つけた。猫はビニールや新聞紙にくるまれ、外傷はなかったという。同施設では「運営する側として困っている。二度とやらないでほしい」と訴えている。
死んだペットの処理は、火葬するなら民間業者に依頼するケースが多い。市川市では市民を対象に、専用の施設で火葬し、遺骨を合同墓地に納めるか、依頼者が受け取る有料サービスを行っている。担当者は「電話相談にも応じており、困ったら電話してほしい」と利用を呼びかけた。