いすみ市岬ふれあい会館周辺で2~3日、第16回いすみ健康マラソン・増田明美杯(実行委員会主催)が開かれた。未就学児から88歳までの約3千人が、同市出身の五輪マラソン元選手でスポーツジャーナリスト、増田明美さん(59)の応援を受け、のどかな田園コースを駆け抜けた。
小学1年の1・5キロやハーフマラソン、ウオーキングなど34部門に、県内をはじめ北海道函館市や熊本市から出場者が集まった。初日の開会式で増田さんが「楽しい時間を一緒に過ごしましょう。ファイト!」と激励。いすみ市立長者小の中村篤人君(12)と有村莉那さん(11)が「ふるさとの先輩、増田さんに負けないように元気いっぱい走り抜く」と力強く選手宣誓した。
白バイが先導して各部門がスタート。ランナーたちは強い風に苦しみながらも沿道からの声援や拍手、応援で並べられたかかし約100体に励まされゴールを目指した。救護や事故に備え、いすみ署員によるランニングポリス9人も一緒に走った。
増田さんは「ラスト頑張って」「お帰りなさい」とランナーを出迎えたり、優勝カップ授与やインタビューをしたりと大忙し。タレントの森脇健児さん(56)もゲストランナーで5キロを走り「マラソンは心の格闘技や」と呼びかけ、大会を盛り上げた。