“カビ毒”検出された小麦使った学校給食が新潟でも…因果関係は不明も弥彦村で1人に下痢症状

岩手県で製造された煎餅の原料となる小麦にカビ毒が検出されていた問題で、その製造元の煎餅を使った学校給食が新潟県内でも提供されていたことがわかりました。

カビ毒が検出された小麦を原料とした煎餅を使っていたのは、新潟県上越市と弥彦村の小中学校です。

上越市教育委員会によりますと、上越市では11月17日に市内の中学校8校(2776食分)、11月20日に小学校26校(6671食分)で提供したせんべい汁にこの煎餅を使用していたということです。

1日に製造元から通知を受けた県学校給食会から上越市に、学校給食に使用した煎餅が自主回収の対象であるとの報告があり、事案が発覚。

報告を受け、市は1日にせんべい汁を提供した学校に対し、せんべい汁を食べた後に体調不良を訴えた児童・生徒の有無について確認。12月5日までに健康被害の報告はないということです。

一方、弥彦村でも11月24日に小・中学校でせんべい汁として提供。1日に保護者あてに連絡文書を配布し、健康被害について確認したところ、1人に下痢症状が見られたということです。食材との因果関係については分かっていません。