習志野高ボクシング部 片岡兄弟アジア大会快挙を報告 2年雷斗優勝 1年叶夢3位 宮本市長「これからも期待」

市立習志野高校ボクシング部に所属する兄弟2人が、国際大会でそろってメダルを獲得する快挙を達成した。2年で兄の片岡雷斗(らいと)選手(17)=佐倉市在住=は、10~11月にカザフスタンで開かれたアジアユース選手権大会51キロ級で優勝。弟で1年の叶夢(とむ)選手(15)は同ジュニア選手権52キロ級で3位を獲得した。2人はメダルを携えて習志野市役所を訪れ、宮本泰介市長に報告した。
兄の雷斗選手は「海外の大会は初めてで、慣れない環境に不安があったが周りの支えで優勝できた」と振り返り、同校ボクシング部の環境にも感謝。大会前の5月に市役所を訪れた際、「優勝したい」と宣言しており有言実行した。
弟の叶夢選手は「兄弟で優勝したかったが力及ばず悔しい。日々の練習を頑張りたい」と闘志を燃やした。雷斗選手は「先にあった叶夢の試合を見て負けられない気持ちになった。高め合えた」と互いの存在が力になっていると明かした。2人とも将来的にプロを目指すという。
宮本市長は「これからも活躍を期待している。習志野高校をより良い環境にしていきたい」と約束した。
雷斗選手は16、17歳の選手が対象のユース、叶夢選手は15、16歳のジュニア部門に出場した。2人は7人きょうだいの三男と四男。