トイレで発見した謎のドアノブ、使いづらいと思いきや… 「天才の発明」と称賛の嵐

不特定多数の人々が利用する公共のトイレでは、ドアノブや便座の汚れが気になってしまうもの。「なるべく手で触れたくない」という人も多いだろう。
なお以前X(旧・ツイッター)上では、ファミリーレストラン「ガスト」店頭で発見された奇妙なドアに、称賛の声が寄せられていたのだ。
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今回注目したいのは、Xユーザー・いえもりさんが投稿した1件のポスト。
「ガストのトイレのこの仕組みいいね。手を洗ったあとにノブに触らずに済むんじゃ」と、綴られた投稿には、いえもりさんの子供がドアを開こうとしている写真が添えられていた。注目すべきは、ドアの「引」プレートの下部分。
トイレで発見した謎のドアノブ、使いづらいと思いきや… 「天才…の画像はこちら >>
通常であればドアノブが設置されている箇所には、手前にせり出した「フック」のような設備が確認できたのだ。

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こうしたトイレを利用した際は「手を洗う」「外に出る」という手順を踏むため、ときにはドアノブが濡れているケースも珍しくない。気にしない人は気にしないポイントだが、「考えただけでゾッとする…」という人は決して少なくないだろう。
こちらの仕掛けは大勢の人々の目に留まり、件のポストは投稿から数日で5,000件近くものリポストを記録する事態に。
他のXユーザーからは「こんなのがあるのか」「今までありそうで無かったノブ」「まだ見たことないけど、これ良いですね!」など、驚きの声が多数寄せられていた。
また、ポスト本文の口調からお笑いコンビ・千鳥のノブを連想した人も多く、「クセが強い!」「大悟の声で再生されちゃった」といった声も。

なお「最寄のガストのトイレは違った」というリプライも散見されるように、全ての店舗で導入されているワケではないようだ。そこで今回は、ポスト投稿主・いえもりさん、およびガストを運営する「株式会社すかいらーくホールディングス」に詳しい話を聞いてみることに。
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ガストのトイレのこの仕組みいいね。手を洗ったあとにノブに触らずに済むんじゃ pic.twitter.com/eAju2Sulhs
いえもり&6歳と3歳 (@iewori) November 19, 2023
いえもりさんはこちらのトイレを、関東の某ガスト店舗利用時に発見したと判明。
当時の心境については「子供が自分でドアを開けたがってたのですが『せっかく手を洗ったのになぁ…』と思っていたので、助かりました」とコメントしており、従来の(トイレの)ドアノブのジレンマにモヤモヤを感じていたようだ。
続いてすかいらーく担当者に話を聞いたところ、こちらの取り組みは2021年10月から始まったものと明らかに。
担当者は「新店や業態転換の店舗、また店舗改装時に導入しております。導入店舗数は、現在500店以上です」と説明しており、ガスト以外のすかいらーく系列店にも導入しているそうだ。

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導入の経緯について、すかいらーく担当者は「ノロウイルスや新型コロナウイルスなどの流行で、トイレで手を洗った後にドアノブに触れることを気にされるお客様が増えたことから導入いたしました」と説明している。
コロナをはじめとする各種ウイルスが人類の生活様式に与えた影響の大きさを、改めて感じる思いだ。なお、こちらのドアノブは前出のタイミングにて、随時導入を予定しているそう。
近い将来、多くの人が「ドアノブ」と聞いて連想するイメージ図は、こちらの「ガスト式」がスタンダードとなるかもしれない。
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秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。