“パートナーシップ制度” 新潟県が来年度導入に意欲「社会全体で多様性尊重する環境を」

新潟県議会は12月8日、代表質問が行われ、花角知事は性的マイノリティのカップルを自治体が公式に認める「パートナーシップ制度」の導入に意欲を示しました。

県は今年、県民を対象に性の多様性に関する意識調査を実施。

性的マイノリティのカップルを自治体が公式に認めるパートナーシップ制度について66%の県民が「制度は必要」または「やや必要」と回答しています。

8日の県議会代表質問で、制度導入への対応を問われた花角知事は。

【花角知事】
「県としては、すでに制度を導入している他県等と同様に、性に関する多様性を多くの人が認識し、理解を深めるなど社会全体で多様性を尊重する環境をつくることが重要と考えており、来年度の制度導入に向けて検討したいと考えている」

このように述べ、来年度の制度導入に意欲を示しました。

県内ではすでに、新潟市・長岡市・三条市が制度を導入していますが、花角知事は「性的マイノリティの方々から、市町村単位で対応が異なるより、県で導入してほしい」という声があるとして、県が制度を導入する意義を強調しました。

パートナーシップ制度は18の都道府県ですでに導入されています。