カーディフ生命は12月6日、「第5回 生活価値観・住まいに関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月15日~19日、20~59歳の男女2,000名(男性1,015名、女性 985名)を対象にインターネットで行われた。
○現在感じている最大の生活不安は「物価高」
現在感じている生活不安を聞いたところ、「物価高」(86%)、「老後資金」(83%)、「自然災害」(75%)が上位に。特に「物価高」に対する不安は、全世代でトップに。
「節約をしているもの」を教えてもらったところ、「外食・飲み会」(31%)、「衣類・ファッション(日常)」(28%)、「普段の食事」(28%)、「電気・ガス・水道」(26%)、「日用品」(23%)が上位に。一方で、「節約したくないもの」のトップは「普段の食事」(18%)。次いで「旅行」(17%)、「記念日・お祝いなどの食事」(13%)と続いた。
次に、日ごろのマネー行動について教えてもらったところ、「買い物でポイントをためることを意識している(ポイ活など)」(50%)が最も多く、次いで、「キャッシュレス決済を利用」(49%)、「インターネットバンキングを利用」(34%)という結果に。「NISA・つみたてNISAでの資産運用」(23%)は約4人に1人で、2019年(9%)と比べて14.6ポイント増加。
一方で、「資産運用への意欲はあるが未着手」(16%)な人からは、「投資の知識がない」(54%)、「投資に使うお金がない」(45%)、「損をしそうで怖い」(41%)、「やり方がわからない」(41%)といった理由があがった。
他方、「金融デジタルサービス」の利用状況については、全世代において浸透しているよう。利用率トップ3は「コード決済」(63%)、「電子マネー」(48%)、「インターネットバンキング」(41%)。しかし、金融デジタルサービスの利用は浸透しているものの、金融デジタルサービスへの不安を聞くと、「セキュリティ」(57%)や「プライバシー漏洩・不正利用」(47%)、「ネットワーク障害」(39%)に不安を感じていることがわかった。
○家は“買う派”? それとも“借りる派”?
次に、家を“買う派”か“借りる派”かを聞いたところ、約7割の人が「買う派」(67%)と回答。そこで、住宅購入への不安について尋ねると、「住宅ローン返済への不安」(47%)がトップに。特に、「病気・ケガによる収入減」(61%)や「急な出費」(39%)、「金利上昇による将来の負担増」(36%)を考えると、不安になるよう。
また、住宅ローンの借入先の選択理由を教えてもらったところ、「金利が低かったから」(36%)、「メインバンクだから」(34%)、「住宅販売事業者にすすめられたから」(30%)が上位に。年代別では、20~30代の15%は「団信の保障内容」を重視しており、全体平均(7%)の約2倍となった。
実際、住宅購入後の後悔1位は「団信の特約を付ければよかった」(40.4%)がダントツ。後悔した理由を聞くと、「ローンの不安が軽減されるから」(33%)、「事故や病気の不安が高まっているから」(33%)、「返済が困難になったときの安心感があるから」(33%)などが挙げられた。