キッチンでの作業に欠かせないアイテムの1つが食品用ラップです。半分にカットした野菜をくるんだり、お皿に盛った食品を保護したりと、手に取る機会も多いもの。だからこそ、使う時のストレスはなるべく解消したいですよね。
「サランラップ」の製造販売元である旭化成ホームプロダクツの公式サイト情報から、正しいラップの開封方法とカットのコツを紹介します。
ラップを開封する時のストレスといえば、主に以下の2点です。
・刃に手が当たって痛い
・ラップをうまく引き出せない
ラップの箱には、開封のためのジッパーがあります。矢印の向きを確かめて、指示どおりの方向へと引っ張ってください。反対向きにやぶろうとすると、手をケガする可能性が高くなります。
ラップの箱を大きく開くと、ラップ表面にある引き出しテープが見えるはず。それを引っ張れば、ラップの切れ目が出てくるでしょう。刃に当たるところまでしっかりと引き出してからカットすれば、すぐに使える状態になります。
フタを大きく開け、引き出しテープを引いてフィルムを引き出します。引き出しテープのつまみ口を探す時、刃で手を傷つけないようにご注意ください。テープは、ななめ上に引っぱるとうまく引き出せます。
旭化成ホームプロダクツーより引用
このように、引き出しテープを引く時のコツは、「上」ではなく「ななめ上」を意識するなのだそう。すべり出すようなイメージで作業してみてください。
ラップを使っていると、端までうまくカットできず、途中でちぎれてしまうことがあります。旭化成ホームプロダクツによると、きれいにカットするためのポイントは以下の3つです。
・ふたを大きく開き、ラップの真ん中をつかんで真っ直ぐに引き出すこと
・ふたを閉じた状態で、パッケージを内側に傾けながら指に力を入れること
・刃の上のほうから少しずつパッケージを動かして切ること
ラップを引き出す時には、パッケージを一度しっかりと開けましょう。閉じたままの状態で引き出そうとすると、想定外の場所に刃が当たってしまう可能性も。また箱を開けてラップの状態を確認することで、問題が発生していないか確認できます。
実際にラップをカットする時には、「扇を開くようにパッケージを動かす」のがポイントとのこと。手前に引いて切ろうとしたり、真っ直ぐ横に引こうとしたりするのは避けてください。
パッケージを内側に倒すのは、ラップを刃にしっかりと当てるためです。力任せに引くのではなく、刃に引っかけて少しずつカットする方法を意識しましょう。
電子レンジで食材を温める時はラップを使いますが、「どの食材の時にラップを使うのかよくわからない」と疑問に感じている人も。
基本的に、「水分を飛ばしたいもの」はラップのかけないと覚えておくといいでしょう。例えば、揚げ物などがそれにあたります。
しっとり仕上げたいものや、カレーなど飛び散る可能性があるものにはラップをかけて加熱することがおすすめです。
普段何気なく使っているラップ。途中でちぎれたり破れたりしてイライラしてしまう場面も少なくありません。もしかしたら、間違った使い方が原因になっているのかも。旭化成ホームプロダクツが紹介している情報も参考にして、ラップの基本的な使い方をマスターしてみてください。
[文・構成/grape編集部]