結束バンドで拘束し“やり逃げ”繰り返す…57歳小学校元用務員のセコ過ぎる「払う払う詐欺」

小学校の元用務員は、結束バンドで女性の両手両足を縛り、スタンガンで脅し、金も払わず、やり逃げを繰り返していた。
11月4日、大阪府内のラブホテルで女子高生の手足を縛り、現金を奪ったとして逮捕された東大阪市立小学校の元職員の後藤真洋容疑者(57)が、7時間後にも別の女性を縛り、監禁したとして大阪府警捜査1課に再逮捕された。
11月4日午後、後藤容疑者は20代のアルバイト女性を誘い、2人で府内のラブホテルに入った。女性とは、後藤容疑者が通っていた馴染みの店で知り合い、カネを払うことを前提に会った。
ハメハメした後、全裸の女性に「マッサージをしてあげる」と言ってベッドの上にうつぶせにさせ、両手首を持つと、いきなり結束バンドで後ろ手に縛った。抵抗しようとする女性の両足を縛り、身動きができない状態にすると、スマートフォンで女性の全裸姿と免許証を撮影し、スタンガンをちらつかせながら「住所は分かった。電話番号を教えろ」と脅した。
女性から番号を聞き出すと、結束バンドを外し、女性を部屋に残したまま、約束した「パパ活代」を払わず、1人でホテルを後にした。
防犯カメラの映像などから後藤容疑者の関与が浮上し、事件から4日後の11月8日、まず女子高生に対する強盗容疑などで逮捕された。調べに対し、「(20代女性とは)同意があった。次回も会うように促すためだった」と供述しているという。
「パパ活」という女性の後ろめたい心理につけ込み、裸の写真を撮って脅せば、泣き寝入りすると思ったのだろう。同様の手口で犯行を繰り返していた。その日の午前中には17歳の女子高生を相手に1回戦に臨んでいた。
「女子高生とは10月にSNSで知り合い、援助交際を持ちかけとった。府内の別のホテルに連れ込み、若い肉体を堪能すると、『マッサージしたるわ』言うて女子高生をうつぶせにさせた。結束バンドを取り出し、両手両足を縛り、粘着テープで口をふさいだ。抵抗できなくなった女子高生の裸をスマホで撮影し、『また会うてくれへんかったら、学校とか家族に写真をバラまくからな』と脅しとった。スタンガンを見せながら、ホテルに入った時に渡した援交代4万円を女子高生から奪い返したんや」(捜査事情通)
40歳も年上のジジイにやり逃げされ、裸の写真まで撮られた女子高生は腹の虫がおさまらなかったのだろう。兵庫県内の警察署に駆け込み、被害を訴えた。後藤容疑者のスマホには被害に遭った2人以外にも、裸で縛られた複数の女性の写真が保存されているという。
後藤容疑者は先月30日、東大阪市から懲戒免職処分を下された。援交代をケチったばかりに、安定した職と退職金を失うハメになった。