内野大火の教訓を継承 消防が火の用心呼びかけるパレード 70年前の12月に約130戸を焼損【新潟市】

70年前の12月に約130戸を焼いた内野大火があった新潟市西区で10日、消防が火の用心を呼びかけました。

70年前の1953年12月10日夕方、当時の内野町の材木店付近から火が出て強風で燃え広がり、町中心部の128戸を焼きました。

この内野大火のほか、新潟市西区では1971年にも32戸を焼いた黒崎大火が発生しています。

当時の記憶や教訓を受け継ぎ冬の火災を防ごうと、新潟市西消防署は10日、JR内野駅前で火の用心を呼びかけるパレードを行いました。

【新潟市消防団 西方面隊 原明彦 方面隊長】
「ちょうどいま慣れてきて暖房器具や給油の取り扱いに気持ちが緩む時期だと思いますので、いま一度気を付けていただきたい」

新潟市では今年、去年を26件上回る159件の火災が発生していて、消防は暖房器具の取り扱いなどに注意を呼びかけています。