「拉致解決してほしいが…」拉致担当相兼務の松野官房長官“更迭報道”に曽我ひとみさんも困惑

拉致被害者の曽我ひとみさんは12月10日、新潟県佐渡市で映画「めぐみへの誓い」の上映にあわせて、真野小学校の5年生とともに拉致被害者の救出活動を行いました。

真野小学校の児童は署名への呼びかけのほか、来場者に自ら製作したチラシを配るなどして被害者の救出を訴えました。

【児童】
「署名活動を頑張りたいと思って来た」

【児童】
「曽我ひとみさんの親子が早く会ってくれたらうれしい」

曽我さんとともに拉致された母・ミヨシさんは、12月28日で92歳となります。

【曽我ひとみさん】
「元気でいるかということ、病気をしていないかとか、色んなことを考えてしまうが、とにかく諦めずに救出を待っていてほしいと心から願っている」

一方、拉致問題担当大臣を兼務する松野官房長官が裏金問題の疑いから更迭される見通しであることについて気持ちを問われると…

【曽我ひとみさん】
「もちろん拉致問題は解決してほしいが、そのほかのことはお答えはできません」

曽我さんはコメントを避けましたが、被害者と家族の再会まで残された時間が刻一刻と短くなる中で起きている進退問題に当事者の焦りは計り知れません。