納豆のタレは先入れ? 後入れ? プロに聞いてみた結果に「まさか」「ずっと逆でした」

健康のために納豆を毎日食べる人は、多いのではないでしょうか。納豆が「健康にいい」というのは周知の事実です。タンパク質・イソフラボンが豊富で、女性にも嬉しい食べ物として知られていますね。
全国納豆協同組合連合会の「納豆に関する調査」調査結果報告書によると、納豆を毎日食べる人は18.9%でした。約5人に1人は納豆を毎日食べている計算になります。
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毎日食べる人もいるからこそ、気になる納豆のタレを入れるタイミング。「なんとなく」で入れている人も多いのでは…。もし、タレを入れるタイミングで、おいしさや健康効果に違いがあるとしたら知りたいですよね。
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気になる答えを探るため、納豆のプロ「全国納豆協同組合連合会」(以下:納豆組合)の広報担当者に、「先入れ」と「後入れ」どちらがおすすめか聞いてみました。
ずばり、答えは出していません。
これまで何度も納豆のタレを入れるタイミングについて議論されてきました。しかし、長年の消費者さんとのコミュニケーションで、「先入れ」「後入れ」どちらが適切かというのを、納豆組合が答えを出せるものではない
という結論に至ったのです。
タレの「先入れ」「後入れ」、そして混ぜる 回数というのは、ずばり、食べる人の「納豆へのロマン」です。納豆組合としては、消費者一人ひとりに独自の「納豆道」を追求していただきたいというのが見解です。
ちなみに、広報担当の方はどちらが好きなのでしょうか。
私の好みというか、これまで納豆好きの方にお話を聞いてきた限りでは「後入れ派」が多い印象です。特に、ご飯にかけて食べる人は圧倒的に「後入れがいい」といいますね。
なぜなら、後入れのほうが納豆の粘りが強く出るからです。
十分に粘らすとご飯の粒に納豆がよく絡んで、タレの風味がマッチするんですよ。
あとは、マニアックな話になりますが、タレだけをまずごはんに半分かけて、さらに残りのタレと納豆を軽くかき混ぜてからその上にのせて食べる「シャバシャバ派」の人もいます。これはこれで、おいしいですよ。
「先入れ」と「後入れ」の答えを聞くはずが、新たな「シャバシャバ」というジャンルが誕生してしまった。聞けば聞くほど、納豆の食べ方にはロマンがありますね。
おいしさに関しては「個人の好み」という見解でしたが、「先入れ」と「後入れ」で健康効果に違いはあるのでしょうか。
健康効果は変わりません。もちろん、加熱や時間の経過で菌が増えるというのはありますが、タレを入れるタイミングで左右されるものではありません。お好きなタイミングでタレを入れていただければと思います。
おいしさの価値観は人それぞれ。納豆のタレを入れるタイミングに関しても、正解はありません。これまで何となくタレを入れていた人も、ぜひこの機会に、「先入れ」「後入れ」両方試して、好みを見つけてみてください!
[文・構成/grape編集部]