12月といえばクリスマス。自宅でホームパーティーを計画している人も少なくないでしょう。
パーティー用にケーキを手作りしたいけれど「ホイップクリームを作るのが面倒…」と悩んだことはありませんか。
本記事ではケーキ作りの中でも命ともいえる、ホイップクリームが簡単にできる2つの方法を紹介します!
まずは比較対象として、一般的な方法でホイップクリームを作ります。
準備するものは以下の通り。泡立て器の代わりにハンドミキサーがあれば、より早くできますよ。
【用意するもの】
・ 乳脂肪分35%の生クリーム 100
・グラニュー糖 10g
・氷水 適量
冷蔵庫から出したばかりの生クリームをボウルに移し、グラニュー糖10gを加えます。
用意した氷水で冷やしながら、泡立て器で勢いよくかき混ぜましょう。
3分ほど経ったところで、ようやく兆しが見えてきました。両利きの筆者は手を変えてかき混ぜていますが…正直かなりキツイです。
4分28秒で、やっとホイップクリームが泡立て器から落ちてこなくなりました。
しかし、ケーキ用のクリームにするには、もう少し硬めのほうがいいのかもしれません…。
それでは、こんなに大変なホイップクリーム作りが簡単になる方法を試してみましょう!
紹介するのは、一般的なホイップクリームの作り方に、レモン汁、もしくはイチゴジャムを入れる方法です。
まず始めに、レモン汁を入れてホイップクリームを作る方法から検証します。
一般的な方法と作り方は同じですが、グラニュー糖を加えるタイミングで、生クリームの分量の5%のレモン汁をプラス。今回は小さじ1杯ほどのレモン汁を加えて混ぜました。
かき混ぜていると、なんと2分が経過した時点で早くも兆しが!一般的な作り方よりも1分ほど早いです。
さらにかき混ぜ続けていくと、3分弱でもったりとしたホイップクリームが完成しました!
レモン汁のクエン酸には、生クリームに含まれるタンパク質を固める効果があり、早く作れるのだとか。
スプーンですくって味見をしてみると、かなりレモンの風味を感じました。
さわやかなクリームなので、甘さ控えめのケーキが作れそうです。ほかにもチーズケーキやガトーショコラなどの横に添えるクリームにぴったりでしょう。
続いて、イチゴジャムを使ったホイップクリームを作っていきましょう。
この方法を試す際は、必ずペクチン入りのジャムを使用してください。このペクチンがゲル化剤のような働きをすることで、通常よりも早く固まるのだとか。
用意するのは100の生クリームと、イチゴジャム大さじ1杯。
イチゴジャムは甘いため、この方法ではグラニュー糖を使わずに作っていきます。
すでに2種類のホイップ作りを終えた筆者の腕は、相当疲弊していましたが、1分半を過ぎたところで、早くも兆しが…!
疲労も相まって3分以内にはできなかったものの、一般的な方法に比べて1分以上も早くクリームが完成しました。
イチゴジャムを入れた生クリームが3分強で泡立ってきた写真
写真では伝わりにくいのですが、イチゴジャムによりクリームがほんのりピンク色になり、とてもかわいい仕上がりに!
これはおいしいに違いないですが、味見をしてみましょう。
想像通り、甘みもちょうどいいイチゴ味のホイップクリームになっています!手作りのショートケーキによく合うのではないでしょうか。
ケーキに使う以外にも、カットしたイチゴをクリームに加えて冷凍したら、最高の手作りアイスになりそうです。
今回はイチゴジャムで検証しましたが、ペクチンが含まれているほかのジャムでもいいかもしれません。
みなさんもこの裏技を活用して、今年のクリスマスケーキを手作りしてみてはいかがでしょうか!
[文/キジカク・構成/grape編集部]