R&Cは2月17日、「猫にかかる費用」の調査結果を発表した。調査は2022年12月26日~27日、2021年以前より猫を飼っている20~60代の男女3,000名を対象にインターネットで行われた。
毎月の食費・トイレ代、突発的な医療費など、猫の一生にかかる費用を算出したところ、平均で264万6,956円となった。
日常的にかかる費用としては、「食費」が月々3,000円ほどで、一生で計算すると64万4,885円と試算され、さまざまな費用のなかで最も高額であることが判明。猫砂、消臭シート、排泄物の袋など)の「トイレまわり」は毎月2,000円弱で、一生では36万936円。爪とぎ、シャンプー、おもちゃなどの「消耗品」は、猫にもよるが月々1,200円ほどの試算で、一生では22万4,627円かかる見込みとなった。
ときどきかかる費用としては、猫の個体差が大きいものの「医療費」が最多の46万8,419円。また、ワクチンを接種している猫は50.3%で、そのほとんどが1年に一度。一度の接種費用は3,001~6,000円程度とされていることから、「ワクチン接種費用」は一生で6万7,856円の見込みに。さらに、健康診断については60%が受けており、1年に一度というケースが大多数を占め、1回の費用は1万円以内に収まるケースが多いことから、一生で11万2,746円かかることがわかった。
そのほか、「冷房費用(7~9月のみの使用)」がひと月およそ5,000円として26万2,038円、「暖房費用(12~3月)」はひと月約6,000円として39万3,363円となった。
さらに、最初にかかる費用を試算してみたところ、猫タワー、猫ベッド、爪切り、食器、トイレ本体といった「必需品」に2万3,152円、「去勢/不妊手術」に1万9,076円という結果に。また、猫との出会いは、「保護猫団体などからの譲渡」がもっとも多く39.4%、一方で「ペットショップなどからの購入」はもっとも少ない22.5%となり、ペットショップやブリーダーなどから購入した場合には18万5,201円、保護猫団体や保健所、知人などから譲渡された場合には4,086円かかることがわかった。
なお、「ペット保険」に加入している人は約24%で、その場合は、さらに55万3,891円かかるという。