関東20日に雪マーク 強い寒気流入後 19日~南岸低気圧が東進 内陸部で雪の所も

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関東地方は明日14日も晴れますが、15日~16日は雲が広がりやすく、北部や内陸部を中心に雨が降るでしょう。都心も雨が降りやすくなるため、外出には雨具が必要です。その後は強い寒気が流入し、一気に冬の空気へ。19日~南岸低気圧の東進で、北部や内陸部で雪の可能性も。
15日・16日 南風強まり10月並み 17日・18日 冬型で気温急降下

上の図は、この先の週間天気図です。明日14日(木)も日本付近は高気圧に覆われるでしょう。関東は晴れの天気が続く見込みです。15日(金)になると、西から前線を伴った低気圧が本州付近に近づき、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。関東は雲が広がりやすく、北部や内陸部を中心に雨が降る見込みです。都心など南部は一時的な雨となりますが、外出には雨具が必要でしょう。16日(土)にかけて、南寄りの風が強まり、気温が急上昇します。16日(土)の最高気温は関東の各地で20℃前後まで上がり、12月とは思えない暖かさになりそうです。その後は強い寒気が流入し、一気に冬の空気に入れ替わるでしょう。17日(日)は午後からは風が身に沁みる寒さとなりそうです。18日(月)から19日(火)は最高気温が10℃以下の所がほとんどで、一年で最も気温が低い、真冬の寒さとなるでしょう。昼間も防寒グッズが手放せない本格的な寒さとなりますので、体を冷やさないようにご注意ください。上空に冷たい空気が流れ込む中、19日(火)午後は、南岸低気圧が東進します。関東の北部や内陸部の山沿いではまとまった雪が降り、平地でも雪の降る可能性があるでしょう。
19日~南岸低気圧が東進 関東北部や内陸部で雪の可能性

20日(水)未明から朝にかけて、南岸低気圧の東進とともに、関東の広い範囲に雨雲が雪雲がかかるでしょう。北部や内陸部では山沿いを中心にまとまった雪となり、短い時間に一気に積雪が増える恐れがあります。また、平地でも場合によっては、雨ではなく、雪の降る可能性があるでしょう。南部の沿岸部では今のところは雨の可能性が高い予報ですが、雪のまじる可能性もあるため、今後の情報には注意が必要です。まだ先の予報であるため、随時、最新の情報を確認の上、冬用のタイヤの装備を行うなど早めの備えを行ってください。雪が降らない場合でも週明けは厳しい寒さとなるため、万全な寒さ対策が必要です。
関東の天気に影響 南岸低気圧とは?

日本の南の海上を進む低気圧は、南側の沿岸部を通る低気圧という意味で「南岸低気圧」と呼ばれます。南岸低気圧は発達するかどうかだけでなく、陸地との距離によって、関東への天気の影響が変わります。南岸低気圧が陸地から比較的近いコースを進むか、離れたコースを進むか次第で、雪が降るか、雨が降るか、それとも何も降らないか決まるのです。具体的には、南岸低気圧の進路が北よりだと、関東に降水域と暖かい空気をもたらすので、降るものは雨になりやすいのですが、進路が南にずれて八丈島の少し南を進むと、降水域と共に北から冷たい空気を引き込むので、関東では降るものが雪になりやすく、大雪になることもあります。一方、南岸低気圧が更に南よりを進むと、関東では雲が多いものの、降水域そのものがかからず、何も降らないことが多くなります。「南岸低気圧」が予想される場合、特に進路に注目ですが、関東で大雪になるかどうかは、低気圧の進む速度、気温の低下、湿った空気の流れ込みなどによっても変わります。関東で大雪になると、交通機関に影響がでるおそれもありますので、最新の気象情報や交通情報を、こまめに確認してください。