人生は、いろいろな人とのコミュニケーションによって成り立っています。人生に影響を与えたほんの1回の出会いもあれば、交友を重ねて深まった絆もあるでしょう。
元配達員の、ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんが描いたのは、ある女性と配達員による心温まるエピソードでした。
よく荷物を届けてくれる配達員と、たびたび他愛ない会話を交わし、親近感を覚えていた女性。しかし突然、そんな日々に終わりがやってきました。
どうやら配達員は、勤めている運送会社を辞めることにしたのだとか。配達員も別れがさびしいようで、女性にお礼を告げました。
「今後、荷物は別の人が運んでくるのだろう」と思い、配達員との別れを体験した女性でしたが…。
新しい配達員が来た…と思いきや、なんとインターホンを鳴らしたのは、別れを告げたはずの配達員!
しかし、決してウソをついたわけではありません。別会社の配達員に転職した結果、また同じ区域を担当することになったのです!
『今生の別れ』という気持ちで彼の背中を見送った女性は、まさかの展開にズッコケ。拍子抜けをしつつも、また素敵な配達員に荷物を運んでもらえる嬉しさを噛み締めたようです…!
ゆきたさんによると、会社を辞めた配達員が、同じ業界内で働くケースは少なくないのだとか。
その別れが本当に『最後』かは、人生が終わりを迎える瞬間まで分かりません。だからこそ、一つひとつの縁を大切にしていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]