F-2戦闘機の後継と目されている新型機です。
防衛省および防衛装備庁は2023年12月14日、木原 稔防衛大臣がイギリスのグラント・シャップス国防大臣ならびにイタリアのグイード・クロセット国防大臣と東京で3か国防衛相会合を実施するとともに、次期戦闘機事業「GCAP」の管理を目的とした国際機関「GIGO」を設立するための条約、「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)政府間機関の設立に関する条約」を締結したと発表しました。
新型戦闘機の実現に一歩前進か 日英伊の共同機関「GIGO」設…の画像はこちら >>2023年3月に開催されたDSEI Japanで展示されたGCAPに基づく次世代戦闘機のディスプレイモデル(乗りものニュース編集部撮影)。
今回の会合について木原防衛大臣は、条約に署名できたことは大変ばしく、引き続き次期戦闘機の共同開発事業を前進させていくと述べています。これに対し、シャップス大臣およびクロセット大臣からも同条約に署名出来たことを歓迎するとの表明があったほか、2035年の開発完了に向けて、引き続き3か国が結束して様々な課題を乗り越える確固たる意志を確認することができたとしています。
また、3大臣は次期戦闘機事業のパートナーである三菱重工業、BAEシステムズ、レオナルドの3社から代表を招いて意見交換を行い、2035年までの次期戦闘機の共同開発を実現するため、政府・企業が一体となって、緊密に協力していくことでも確認しました。