元NHK岩田明子氏、「裏金疑惑」で安倍派議員の「派閥の指示」発言に見解…「個別に取材をしているとみなさん言う」

フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)は14日、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、安倍派(清和政策研究会)の宮沢博行防衛副大臣が13日、昨年までの3年間に派閥側から140万円の還流を受け、政治資金収支報告書には記載していなかったと述べたことを報じた。
宮沢氏は「記載しないでいい」と指示があったとし、派閥主導の「裏金化」を明らかにした。また、問題発覚後に派閥から「しゃべるな」と指示されたことも明かした。同派の会計責任者が東京地検特捜部の任意聴取に、議員側への還流を詳細に説明していることも分かった。
特捜部は14日以降、政治資金規正法違反(不記載など)容疑での捜査を加速させ、還流を受けた議員を聴取する。安倍派所属99人のうち、数十人規模になる見通しだ。
コメンテーターで元NHK解説委員の岩田明子氏は、宮沢氏の発言に「この発言は個別に取材をしているとみなさん言うわけです。長年、慣行のようにして不記載が行われてきたけれども、これまでの間も“ちょっと、おかしいでしょ?本当に不記載でいいんですか?”って何度も問い合わせたのに無回答だったり、あるいは不記載のままでよい、という指示を得ていて、自分はおかしいと思っていたんだという議員も秘書もいるわけです」と解説した。
続けて「そういう状況のなかで派閥の方からひたすら“しゃべるな、しゃべるな”と言われて、最初、塩谷(立)座長がうっかり“キックバックはあったと思う”って5時間後に撤回したじゃないですか?あの時も幹部が撤回しろと止めたわけです。そういう派閥の運営に対して非常に不満。それから国会が閉会した後、地元でどう説明するのか。その統一見解も示されない」とし「非常に不満が高まっています。出て行きたいなという動きもちらほらいます」とコメントしていた。