千葉県内の小中学生が参加する絵画公募展「第68回こども県展」(千葉日報社主催、県教委など後援)の表彰式が15日、千葉市中央区のオークラ千葉ホテルで開かれ、特別賞に選ばれた54人に表彰状が贈られた。
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最高賞の県知事賞に輝いた茂原市立南中3年の松林千紘さん(15)は「昨年も木を描いたので、今年も木を描くのに挑戦した。たくさん色を重ね、目に見えない光を描いた。大きな賞をもらえてありがたい」と喜んだ。同じく県知事賞の睦沢町立睦沢小2年の曽我辺夏寧さん(8)は海で泳ぐクラゲを表現。「海の藍色を描くのを頑張った。賞をもらいびっくりしたけどうれしい」と笑顔を見せた。
中元広之千葉日報社社長は「素晴らしい作品が多く集まった。一点一点から描いた子どもたちの思いや願いが伝わってきた」とあいさつ。前嶋実審査委員長は「大人にも負けない作品がいっぱいある。これからも一生懸命頑張って才能を磨いてほしい」と呼びかけた。
同展は590校から5万9535点の応募があった。特別賞や特選などの優秀作品404点は17日まで県立美術館(同区)で展示されている。入選作品を含めた6061点は来年3月末まで、千葉日報オンラインでウェブ展示している。