死刑望む男が32階からレンガを落とし女性が死亡 「反省なし」…の画像はこちら >>
あまりにも身勝手な男のせいで、20代の女性が死亡した。事件の経緯と遺族の声について、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。
6月22日、中国・吉林省長春市のスナック街を歩いていた女性(28)に、頭上から落ちてきたレンガが直撃。すぐに救急隊が駆けつけたが重傷を負っており、女性は病院に到着する前に息を引き取った。
その後、警察は高層アパート32階からレンガ8個を落とした男(23)を逮捕。事情を聞いたところ「人を殺すつもりでレンガを落とした」などと話し、「死刑になりたかった」と動機を説明した。
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男はさらに、「最初は自殺したいと思っていたけど、怖くて死ねなかった」「だから代わりに高層ビルから何かを投げ落とそうと考えた。無差別に人を殺せば、警察に逮捕されて死刑を言い渡されると思った」などと説明した。
犯行に使用したレンガについては「建物内の廊下にあったので持ち去って通りに落とした」と話し、「ターゲットを決めていたわけじゃない。ただスナック街には人が多くいるから(そこに落とした)」とも警察に明かしている。
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その後の調べで、男は6月17日にも5リットルの水が入ったペットボトル容器複数、缶ジュース、レンガなどを建物から落としていたと判明。少なくとも2名に当て、怪我を負わせていた。
精神鑑定の結果、当局は犯行時の精神状態は安定していた可能性が高いと判断。検察側は死刑を求刑している。
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死亡した女性の家族が地元メディアの取材に応じ、「まったく反省の色が見えません」「男からも、男の家族からも謝罪がないんです」と話し、悔しさをにじませた。
遺族は建物の所有者と不動産管理会社、そして女性が死亡した通りの責任者を訴えるつもりであることも公表。「あの男の行動を阻止すべくきちんと管理してくれていれば、家族はこんな悲劇に見舞われることはなかったはず」と、その理由を説明している。