思い込めた演奏披露!ウクライナの交響楽団 ロシアによる軍事侵攻後初の新潟公演

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの交響楽団によるコンサートが12月17日、新潟市で開かれました。

新潟市中央区にある新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」の裏側に潜入したのは、NSTアカデミーのバックステージツアーに参加した親子。

楽屋に書かれた有名アーティストのサインに大興奮の様子です。さらに、コンサートのリハーサルの様子も見学しました。

練習をしていたのは、スラブ最高のオーケストラと称されるウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団。ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、初めての新潟公演です。

【指揮者 ミコラ・ジャジューラさん】
「戦争は私たちの生活だけでなく、私たちの命に対する考え方も変えた。だからこそ、私たちはいつもとは違う感覚でステージに立ち、私たちの全てを注ぐ」

そのコンサートで披露されたのがドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。

新たな世界への扉を開く…そんな思いのこもった演奏に会場からは割れんばかりの拍手が贈られていました。

このウクライナ国立フィルハーモニ交響楽団は、来年1月に新潟市でサーカスとの競演を披露。音楽を通して母国のメッセージを届けます。