北陸 21~22日を中心に警報級の大雪か JPCZの強雪帯による積雪の急増に警戒

北陸 21~22日を中心に警報級の大雪か JPCZの強雪帯に…の画像はこちら >>
明日20日にかけて、北陸上空の寒気はやや弱まるでしょう。ただ、21日以降は、冬型の気圧配置が再び強まり、北陸上空には強い寒気が南下する見込みです。更に、降雪量を左右するもう一つのカギであるJPCZの活発な雪雲が北陸地方を指向する予想となっています。平地でも短時間に積雪が急増するおそれがあり、今後の情報や雪の降り方には十分注意・警戒して下さい。
JPCZは南下するも 22日は金沢や富山・新潟上越の沿岸でも積雪増に注意

JPCZの強雪域は、21日~22日にかけて、徐々に南下する見込みです。これに伴い、強雪域も全体としては次第に南下するでしょう。ただ、22日は、金沢の市街地や富山~新潟上越の沿岸部等でも、局地的に降雪の強まる可能性があります。雪の降り方には十分注意して下さい。

予想される風と波

強い冬型の気圧配置となり、等圧線の間隔が狭いため、雪を伴った暴風や高波に警戒してください。農業施設への被害、視界不良や倒木に起因する停電、週末にかけて交通のダイヤが乱れる可能性もあり、最新の情報に十分注意してください。
高い日本海の海面水温 シーズン初めは特に雪雲の発達に注意

図は日本海の海面水温(左)と平年差(右)を示しています。12/18現在、日本海中部の海面水温は12~15度前後もあり平年より3度も高い領域もあります。海水温が高いと水蒸気が多くなります。上空に強い寒気が南下すると、上空との気温差が大きくなり、雪雲が発達して大雪になりやすくなるということです。特に、冬のシーズンの初め頃は、海面水温のベースが高いので、激しい上昇気流が発生して、予想以上に雪雲が発達することもあり注意が必要です。
万一 車が立往生してしまった場合は

排気ガスが車内に流れ込むと大変危険です。一酸化炭素は有毒ですが、無色で臭いも無いため気付きにくく大変危険です。万一吸い込んでしまうと、酸欠状態となり最悪の場合は死に至ることもあります。原則、エンジンは切るようにしましょう。止むを得ずエンジンをかける場合のために、マフラーが雪に覆われないように、こまめに車両の周囲を除雪して下さい。また、ドアが開くかを定期的に確認することも行って下さい。道路に関する情報が入手が困難で、車が身動きが取れない等の場合は、国土交通省の「道路緊急ダイヤル#9910」に電話してください。また、道路ごとの影響については、tenki.jp道路の気象影響予測も参考になさってください。