元二階派の宮崎謙介氏、特捜の家宅捜索に衝撃「クリスマスあたりに次の展開があるんじゃないかと思います」

元衆院議員の宮崎謙介氏が19日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)に体調不良で欠席のタレント・北斗晶の代役として急きょ出演。自民党の派閥が開いた政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部がこの日午前、安倍派と二階派の事務所に政治資金規正法違反の疑いで家宅捜索に入ったことについて、コメントした。
現役議員時代、二階派だった宮崎氏は「そもそもですね。私も派閥のパーティー券を売らされた、売らなきゃいけなかったノルマがあったんですけど」と話し出すと、「100万円分売らなきゃいけないんですけど、102万円以上売ったら、全部バックで来る、100パーセント、バックというルールなんです」と説明した。
その上で「キックバック自体は問題ないんです。それを不記載、帳簿に書かなかったら問題なんです。それが裏金だと言われてるんです」と続けた宮崎氏にMCの垣花正が「書かなくていいよと(議員が)教えられてるんじゃないんですか?」と質問。
これに対し、宮崎氏は「それは今回の報道で初めて知りました。安倍派はそれをやってたんだというのは知らなかったですね。他派閥のパーティー券事情というのは全然、共有がないから分からないんです」と返答。垣花が「派閥ごとの文化なんですか?」と聞くと、「ですね」と即答。
「他の麻生派なんかはきっちりやってるし、二階派も我々の方はきっちりやってたんです。でも、派閥の中の管理までは雲の上の人たちがやっているので分からないってことで。今回、報道で知ったことがいっぱいありますね」と話していた。
「(不記載の議員は派閥に)書くなと言われたから書かなかったんだけど、何に使ったか、自分の中で分かる人もいるんです、真面目にやっている人は。外遊とか何々に使ったと、きっちり残している人もいる。だけど、そうじゃないオカネ、自分の私服を買うとかね。ゴルフに行ったとか、(そういう議員も)います」と断言。「派閥のおかげで当選した人って、いっぱいいるわけですよ。派閥のおかげで出世していくってのがあるので、上から言われて、みんなやってるしなあみたいな感覚でやってたんじゃないですか?」と続け、二階派事務所への家宅捜索については「びっくりしてますよ…」とポツリ。
派閥への家宅捜索は19年ぶりとなったことについて「入るのか…みたいな。みんな派閥には入らないだろうと、自民党の中にも『特捜は突っ込んでこないだろう』みたいな話はあるので、相当、そわそわしていた」と続け「国会の開会中は不逮捕特権があるので、特捜も入っていけないわけですよ。半年以上前から二階派の事務局とかも入って、特捜がヒアリングしてたんですよ。それで事務局長さんが体調崩されて辞められてるんです。それくらい取り調べがあったんです」と明かしていた。
さらに「特捜も情報を小出しにしている。今週はガサ(捜索)に入った。クリスマス辺りに次の展開があるんじゃないかと思います」と予想していた。