東北 23日にかけて日本海側中心に大雪や吹雪 交通影響に十分注意

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東北地方は今日20日(水)の夜から断続的に雪が強まり、23日(土)にかけて日本海側を中心に積雪が多くなるでしょう。会津や庄内を中心に短時間で積雪が急増したり、日本海側の各地で吹雪く恐れがあります。交通への影響などに注意が必要です。
吹雪や大雪による交通影響に十分注意

上の図は、23日(土)午後6時までの72時間に予想される雪の降る量を示します。新潟県など北陸を中心に大雪となり、新潟県に近い福島県会津や山形県庄内を中心に積雪が多くなる予想です。日本付近は23日(土)頃にかけて冬型の気圧配置が強まり、今季これまでで最も強い寒波が流れ込む見込みです。寒波のピークは22日(金)頃で、秋田上空5,500m付近にはマイナス40℃と年に何度もないような強い寒気が入るでしょう。日本海側では強弱を付けながら断続的に雪が降り、風が強く吹雪く恐れがあります。特に、今夜から22日(金)昼頃にかけては福島県会津や山形県付近に北陸方面から活発な雪雲の帯(JPCZ)がかかる恐れがあり、短時間で積雪が急増する恐れがあります。22日(金)の午後から23日(土)にかけては、日本海側の広い範囲で、山沿いを中心に積雪が多くなるでしょう。秋田県の湯沢や横手、山形県の庄内などは、金曜日から土曜日が雪のピークになりそうです。スタックによる車の立ち往生や吹雪による見通しの悪さ、吹き溜まりなどに十分注意して、不要不急の外出はなるべく控えるようになさってください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーンバッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。