Jリーグは19日、理事会を開き、2026-27年シーズンから開幕を現在の2月ごろから8月ごろに変更することを決めました。この秋春制移行にJクラブ60チーム中、唯一反対していたアルビレックス新潟の中野幸夫社長がコメントを発表しました。
【アルビレックス新潟 中野幸夫社長のコメント】(クラブ発表)
12月19日に開催されたJリーグ理事会において、「2026‐27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことが決議されました。
本年4月より、移行についてJリーグと各クラブでの検討が始まり、当クラブも、サポーターの皆様と地域の皆様のお話を伺いながら、検討の議論に参加してまいりました。
従前からお知らせしている通り、当クラブとしては、日程調整、暑熱対策、行政年度、学校制度、サポーターの皆様の観戦環境などを鑑み『シーズン移行せずに、現在のカレンダーで試合を開催した方がよい』との意見を、数度にわたる議論のなかでお伝えしてきました。
シーズン移行をすることが決まりましたが、この決定はJリーグとリーグに所属する60クラブの検討結果に基づいて行われたものです。アルビレックス新潟は、59クラブの意見と議論の結果を尊重して、この決議を受け止めます。
シーズンの移行には、さまざまな厳しさや課題が伴います。また、移行するために解決するべき課題は数多く残されています。当クラブは、ホームタウン新潟の歴史と文化、自然を理解しながら、ご支援いただくすべての皆様と共にそれらと向き合っていきます。
当クラブを応援いただく皆様におかれましては、本決議に対するクラブの方針にご理解いただき、変わらぬご声援を賜わりますよう、お願い申し上げます。
一方で、Jリーグは100億円規模の財源を確保し降雪地クラブへの支援を行う方針で、残された課題についての検討を続ける考えです。