【潜入レポ】アメリカのクリスマス準備はスケールが違う! ツリー買いに行ったら度肝抜かれた

もうすぐクリスマス。みなさんはどんな準備をしていますか? アメリカではこの時期になると、本物の「もみの木」を車のルーフに乗せて運ぶ様子をよく目にします。実はもみの木を選びに行く「Tree Picking(ツリーピッキング)」というものがあるのですが、その規模がデカすぎてびっくりするんです。

今回は、クリスマスの風物詩「ツリーピッキング」の様子をアメリカ在住の筆者が紹介します。

○クリスマスの風物詩! ツリーを運ぶ車が列をなす

車のルーフに次々と積まれていくクリスマスツリー。こんな光景、日本では見たことがありません。アメリカではこの季節になると、専用のファームに行って木を切ってもらったり、販売所に選びに行ったり、街の各所で本物のもみの木を手に入れることができます。

今回筆者が訪れたのは、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ市内にあるツリーピッキング会場。広い倉庫のような場所に、特設会場ができていました。

○どんなもみの木があるの?

中に入ってみると、驚きの光景が目の前に! 右も左も”もみの木”だらけ。会場内は木の香りが漂い、なんだか癒やされます。会場というより、まるで森の中にいるような気分です。

筆者の訪れた会場では、2フィートから18フィートまでのツリーが並んでるので、その中から好みの大きさ・形などを選んでいきます。1フィートが30cmほどですから、60cmくらいのものから5m程度のものまで用意されています。気になるお値段はというと、一番小さなサイズで65ドル(約9,500円)。

筆者の自宅はコンパクトなので、4~5フィートサイズ(約150cm)のツリーを選びました。価格は85ドル(約12,500円)! 立派なもみの木ですから、これは納得の価格です。

ちなみに、スタッフに相談すれば「この形は気に入った??」「これはどう??」と丁寧に提案してくれるので初心者でも安心です。

購入するツリーが決まると、お会計を済ませて、持ち帰り用のネットに入れてもらうための列に並びます。厳密には、名前のタグを付けてもらった木が列に並びます……(笑)。

最終的にネットをかけられた木が、スタッフによって車のルーフに乗せられていきます。日本ではおよそ目にすることのない、なんともビッグスケールな光景に驚かされます。

○家族連れのレジャースポットとしても大人気

ちなみに、この日はオープンから2日目ということで大勢の人でにぎわっていました!!

実はツリーピッキングの会場では、もみの木の販売だけではなく、子どもの遊び場が用意されていたり、ホットチョコレートなどの食品やキャンプ用品、ツリーの飾りなどが販売されたりと、レジャースポットとしても楽しめるんです。

会場のスタッフさんやすれ違う人たちが「メリークリスマス!!」と言葉を交わし合うのもステキで、クリスマスの雰囲気をしっかりと味わうことができました。

クリスマスシーズンにアメリカにお越しの際は、みなさんもお近くのツリーピッキングに足を運んでみては? ツリーを買わなかったとしても、クリスマスの雰囲気を十分に楽しめるステキな経験ができるでしょう。