“水道管の凍結”に注意!防ぐための対策・ポイントは? 積雪増える前に「メーター確認を」【新潟】

寒さがますます厳しくなるこれからの時期、水道管の凍結にも注意が必要です。凍結を防ぐための対策や重要なポイントを取材しました。

【桶屋美圭アナウンサー】
「寒さが厳しくなる冬に水道管が凍結して生活に影響が出たという方も多いと思います。そうならないための対策について伺います」

【新潟市水道局技術部 中山郁夫 課長】
「水道が凍結するのは、気温と風速。ー4℃以下、平均風速が秒速5m以上。この場合、凍結するリスクが非常に高い」

毎年、寒波の到来する12月から2月に増える水道管の凍結。

去年、最低気温がー5.8℃を観測した1月25日の水道管の凍結件数は597件。最低気温がー4.6℃だった前日から約26倍増加しています。

凍結に加え、注意が必要なのが破損箇所からの「漏水」です。

【新潟市水道局技術部 中山郁夫 課長】
「水は凍結すると膨張する。それで当然だが、水道管の内側から膨張するので、老朽化した水道管は割れる」

気温が上昇すると水道管内で凍結していた水が溶け出し、破裂件数が一気に増えると言います。

こうした一連の被害を未然に防ぐため、ナイロンやビニール製の保温材を使用し、水道管を保温するのが効果的です。

【新潟市水道局技術部 羽田賢一 係長】
「冷たい外気が入るところをしっかり縛ると隙間がなくなるので外気から守れる」

それでも凍結してしまった場合は…

【新潟市水道局技術部 羽田賢一 係長】
「蛇口を開けた状態でタオルをかけて、40~50℃のぬるま湯をかける。蛇口が解凍すると蛇口の先から水がでる」

熱湯をかけると器具の破損につながるため、ぬるま湯をかけるのがポイントです。そして、万が一に備えて「メーターボックスの確認」も重要です。

【新潟市水道局技術部 羽田賢一 係長】
「漏れてしまった場合は直接止めようと思っても大変。水道メーターの位置を確認しておいて、止水栓を止まるまで回すと止水できる」

新潟市水道局は「積雪が多くなる前に水道メーターの位置を確認してほしい」と呼びかけています。