ながら運転か…90代女性をはねて死亡させた福祉施設職員の男を現行犯逮捕「前をよく見ていなかった」

12月20日夜、新潟県新発田市の国道で歩行中の93歳の女性が車にはねられ、死亡する事故がありました。この事故で、警察は車を運転していた福祉施設職員の男を現行犯逮捕しました。

12月20日午後7時半すぎ、新発田市諏訪町3丁目の国道290号で、近く住む浜崎千代さん(93)が、道路を直進していた普通乗用車にはねられました。

浜崎さんは意識不明の状態で救急搬送されましたが、約1時間後に死亡が確認されました。死因は多発外傷による外傷性ショックでした。

警察によりますと、現場は見通しの良い片側1車線の直線道路だということです。

警察は、この事故で車を運転していた新発田市東新町に住む福祉施設職員の男(43)を現行犯逮捕。

警察の調べに対し、男は「何かにぶつかった音と衝撃で外に出たら女性が倒れていた。前をよく見ていませんでした」と話しているほか、「ケガをさせたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察は男が携帯電話を見ながら車を運転していた可能性を視野に、容疑を過失運転致死に切り替え捜査を続けています。