新潟県内 “除雪”作業中の死亡事例相次ぐ… 「作業前の準備運動」「2人以上で作業する」など注意を

新潟県内では除雪作業中の死亡事例が相次いでいます。県は除雪作業を行う前には体に急に負荷をかけないよう準備運動することや複数人で行うなど注意を呼びかけています。

12月25日午前10時前、南魚沼市長崎に住む貝瀬士朗さん(87)が自宅車庫裏の用水路で死亡しているのが見つかりました。

また、十日町市でも1人で自宅敷地内の除雪作業をしていたとみられる井上徹さん(69)が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。

いずれも除雪作業中に倒れたと見られています。また、除雪作業中の死亡事例は24日も…

【記者リポート】
「男性が倒れていたのはこのあたり。上を見ると、除雪を始めようとしていたのか、はしごをかけたような跡が残っています」

長岡市では77歳の男性がかんじきなどを着用した状態で、村上市では75歳の女性が倒れているのが見つかり、いずれも除雪作業中に死亡したと見られています。

県によりますと、今シーズン県内では24日までに除雪作業などに伴い、3人が死亡しているほか、18人がケガをしています。

県は2人以上で作業をすること、やむを得ず1人で行う場合は家族などに声をかけてから作業するよう呼びかけています。

また、除雪作業を行う前は急な気温変化に気を付け、準備運動やこまめに休憩をとるよう注意を呼びかけています。