2週間天気 しばらく高温傾向 年末年始は暖かく 大晦日は広く…の画像はこちら >>
明日26日(火)以降、この時期としては気温の高い日が多く、例年より暖かな年末年始に。大晦日は広い範囲で雨が降り、雪の多い地域では落雪やなだれに注意が必要です。
26日(火)～1月1日(月) 冬型は一時的 暖かな年末年始に
明日26日(火)は発達する低気圧や前線の影響で、北海道の日本海側では昼頃から雪の降り方が強まるでしょう。夜は広く雪が降り、ふぶく所もありそうです。東北や北陸も雨や雪が降りやすく、午後は局地的に雷を伴うでしょう。27日(水)は北日本を中心に冬型の気圧配置となるため、北海道や東北では断続的に雪が降り、風も強いでしょう。気圧の谷が通過する29日(金)にかけては、山沿いを中心にさらに積雪が増えそうです。その後、31日(日)大晦日は、前線を伴った低気圧が本州付近を通過するでしょう。晴れる日が多い太平洋側も、ザッと強い雨が降りそうです。また低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込むため、北陸や東北は雨の降る所が多いでしょう。積雪の多い地域では、屋根からの落雪やなだれにご注意ください。1月1日(月)元日は、太平洋側では天気が回復しそうです。最低気温・最高気温ともに、平年並みか高いでしょう。29日(金)や1月1日(月)元日は東京都心で最高気温が15℃と、春先のような暖かさの所もありそうです。ただ、朝晩は冷えますので、年越しイベントや初日の出は暖かくしてお出かけください。
1月2日(火)～7日(日) 高温傾向が続く
1月2日(火)以降も、たびたび低気圧が通過するでしょう。北海道は4日(木)から6日(土)にかけて雪が降りやすく、仕事始めは時間に余裕をもってお出かけください。東北や北陸から山陰も、雪や雨の降る日が多くなりそうです。関東から九州の太平洋側はスッキリと晴れる日もありますが、1月3日(水)から5日(金)は、沿岸部を中心に所々で雨が降るでしょう。低気圧が進むコースや湿った空気の流れ込みによっては、予報が変わる可能性があります。最新の情報を確認してください。年明けも暖かい空気が優勢で、全国的に1月としては気温の高い日が多いでしょう。お正月休みの期間は、遠出する機会も増えます。お出かけ先の気温をチェックして、快適に過ごせるよう服装でうまく調節してください。週末からは3連休ですが、季節外れの暖かさは少しずつ落ち着いてくるでしょう。
急な雪解け 注意点は?
暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。スキーやスノーボードの予定がある方は、コース外を滑ると雪崩を誘発する恐れがあります。必ず、決められた安全な場所で楽しんでください。② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。