冬に売れてる王道カー用品は?【オートバックスに聞く】

一部の地域では季節外れの暖かい日が続きましたが、そろそろ日本全国で本格的な冬が始まりそうです。この時期には、どんなクルマ関連グッズが売れるのでしょうか? 学生ライターが「A PIT オートバックス 東雲」で冬の王道カー用品を調査してきました!

布製チェーンが人気急増中! 売り場を拡充

冬のドライブになくてはならないものといえば、やっぱりタイヤチェーンですね。「A PIT オートバックス東雲」のカーライフアドバイザー・原田凌さんによると、オートバックスで毎年王道として売れているタイヤチェーンは、カーメイト「バイアスロン クイックイージー」という非金属チェーンとのことです。グリップ力や耐久性が高い上に取り付けが簡単なのが人気の理由だそうです。

ただ、昨年から今年にかけて、特に売り上げが伸びているのは布製タイヤチェーンです。原田さんによると、昨年は「1スパン」だった売り場を今年は「3スパン」に増やしたそうです。スパンというのは棚の縦1列のことを指すみたいです。売り場面積が3倍になるほど需要があるということなのでしょう。

布製チェーンの人気の理由は「値段が手ごろ」「持ち運びがしやすい」などたくさんあるのですが、さまざまなタイヤサイズをカバーしていて輸入車でも使いやすいところも評価されているとのことでした。年に1~2回、アウトドアやウィンタースポーツなどで降雪地帯に出かけるライトユーザー層には、特に布製チェーンが売れているようです。

意外に売れるもふもふクッション

温かいクッションもよく売れています。シガーソケットから電源を取るヒーター機能の付いた商品もありますが、売れ筋はもふもふした一般的なあったかクッション。手軽さが受けているそうです。確かに、車内では座りっぱなしなので、ヒーター機能がなくても自然に温まりますよね。

車内で有意義に過ごしたい?

飲み物を保温できるドリンクホルダーは冬に人気が高まる商品です。夏には保冷にも使える「保冷保温ホルダー」がけっこう売れているとのことでした。

最近問い合わせが増えていて注目度が高まっているのが「ワクヨさん」(JPN)という製品です。12Vのシガーソケットにつなげてケトルのように使える保温機で、これがあれば車内でコーヒーを淹れたり、カップラーメンを食べたりすることもできそう。コロナ禍もあって、車内で有意義な時間を過ごしたいと考える人が増えたことも、こうした商品の人気につながっているのかもしれません。
暖房稼働で必要性に気が付く? 消臭系グッズも人気

冷房ガンガンの時期が終わり、快適な秋を過ごしてきた人たちが久しぶりにエアコンを稼働させるからなのでしょうか。冬には消臭系のグッズもよく売れるそうです。エアコンの吹き出し口にノズルを差し入れて吹き付けるスプレータイプの商品も人気なのだとか。

ほかにも、冬になると解氷剤やスクレイパー、撥水でおなじみソフト99「ガラコ」のウォッシャー液などは定番で売れているとのこと。オートバックス全店でいえば、特に降雪地帯では雪用のワイパーも人気です。雪が積もっても重さに耐えられる頑丈なブレードになっており、デザインもしっかりしている点がポイントです!

冬用グッズの売れ筋は、クッションや保冷保温ホルダーなど、車内で快適に過ごすことのできるアイテムが盛りだくさんでしたね。冬にクルマで遠出する(したい)予定がある方は、ぜひ自分に合うグッズを見つけてみてください!