「老後の備えにしたかった」趣旨の供述 受託収賄の罪で起訴された三重県職員の男(57)が懲戒免職

三重県が発注した水道工事の入札を巡る贈収賄事件で、受託収賄の罪で起訴された三重県職員の男が、25日付けで懲戒免職処分となりました。
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25日付けで懲戒免職処分となったのは、三重県伊勢農林水産事務所の課長、酒德和也被告(57)です。起訴状などによりますと、酒德被告は、三重県の元職員の小野弘春被告(60)とともに、2021年7月、県が発注した水道工事の入札を巡り、土木会社「新陽工業」が作成すべき技術資料を、かわりに作成する見返りに、現金200万円を受け取る約束をした、受託収賄の罪に問われています。
CBC
酒德被告は県の聞き取りに対し、起訴事実について大筋で認めたうえで、現金約100万円を実際に受け取っていたことも話しているということです。また受け取った現金については、「老後の備えにしたかった」という趣旨の説明をしているということです。