「ニャンとも可愛い」ねこの日新聞 #おきにゃわタイムス

2月22日は、「ニャンニャンニャン」の語呂合わせで「猫の日」です。猫と過ごす楽しさや喜びに感謝をする日に、「ニャンとも可愛い」猫にまつわる伝統工芸品や食べ物を紹介します。そして、猫の日を通して、動物の命を守る活動や取り組みを一緒に考えてみませんか。
琉球紅型工房「守紅」 宮城 守男さん宮城守男さん 糸満市で琉球紅型工房「守紅(もりびん)」を営む宮城守男さんは、ご近所の猫たちとよく目が合う。図案のヒントを探してスケッチに出かけた時、染めた生地を外で蒸している時―。15年以上前、工房を建て始めた当初から、猫たちが代わる代わるのぞきに来たと振り返る。
猫が描かれた猫が描かれた紅型帯 宮城さんが紅型にあしらう猫は、そのご近所猫がモデルになっている。月桃の葉陰や石垣の上など、これからも大切にしたい沖縄の風景の中にそっといる。「猫は居心地のいい場所を知ってる。平和なところで伸び伸びしているよね」。
宮城さんが紅型の道を志した原点は、うちくい(風呂敷)の強烈な色使い。県立首里高校の染織デザイン科をへて、2006年に工房を構えた。猫のいる紅型作品は沖展に出品した着物が最初で、現在は帯、ストール、ポチ袋なども手がける。読谷村のリゾートホテル「星のや沖縄」の客室の壁紙にも採用されている。
ポチ袋とメッセージカード 「この前は工房の玄関で音がしてね。猫が、ドアにとまったトンボと遊んでいたみたい」。日常が作品に生きている。

魚に憧れた猫がモチーフの「ぱっくん猫」や「楽園」、「大家族」シリーズなど、それぞれにストーリーがあるマグカップは、手に取る時間が楽しくなる。■焼物工房「おなが家」読谷村字波平100番地、電話070(8484)5927、予約制。「ココル」のねこ生食パン2種ごろごろチーズの入った「白ねこチーズ生食パン」(左)と大粒のチョコチップ入り「黒ねこチョコ生食パン」。どっしりとした贅沢な味わい。どちらも卵不使用。■「ココル」宜野湾市大山2丁目32-23、電話098(870)9323、日曜定休日。「パティスリーココロ」の焼き菓子猫の肉球形をした「子猫のケーキ」シリーズや、柔らかな色彩のアイシングクッキー。シーサーの被り物を被った猫クッキーも登場。■「パティスリーココロ」西原町上原2‐23‐3 プロスペリティ1 102号、電話098(988)9105、木曜定休日。「ニャン山」の張り子と漆喰の猫アイテム漆喰シーサー職人の上原新吾さんと琉球張り子職人の赤嶺康浩さんが営む工房から生み出される個性的で表情豊かな猫作品たちが出迎える。■工房「ニャン山」糸満市字糸満989‐83糸満市場いとま~る内、電話098(855)0043、月曜定休日(祝日の場合は翌日)。さくら猫って何? 桜の花びらのように耳先をV字カットした「さくら猫」。不妊去勢手術を受けた印で、一代限りの命だ。 暖かい沖縄は猫の繁殖回数が多く、年3回程度ある。1匹の母猫から子猫が4~8匹産まれ、環境省によると3年後には2千匹以上に増える。 野良猫の殺処分や住民とのトラブルをなくすため、ボランティアや行政は「TNR活動」に取り組んでいる。手順は①Trap(捕獲)②Neuter(不妊去勢手術)③Return(元の場所に戻す)。その後、ボランティアが餌やりや清掃を続ける。 公益財団法人「どうぶつ基金」は無料の不妊手術チケットを配布しており、ことし2月時点で全国421(うち沖縄32)の自治体などが受け取っている。保護猫迎える文化広げる保護猫を家族として迎える疑似体験ができる「保護猫モデルルーム」がオープンした=2月10日、ペットボックス那覇店 キャットタワーがある広々としたガラス張りの部屋に、愛らしい子猫が2匹くつろいでいる。2月10日、ペットボックス那覇店と動物愛護団体「琉球わんにゃんゆいまーる」(畑井モト子代表)が共同で「保護猫モデルルーム」をスタートした。毎週金曜日の午後4時から午後6時半までオープンする。 初日には、訪れた女子学生らが猫用おもちゃで子猫と楽しそうにじゃれ合っていた。畑井代表は「猫と触れ合うことで、家族として迎え入れた時のイメージをよりリアルに感じてもらい、良い里親さんと出会う機会を作りたい」と話す。猫を迎え入れたい人の相談に乗り、適正飼育のためのアドバイスも伝える。実際に保護猫と触れ合うことができる ペットボックスグループの「未来につながるプロジェクト」の一環。同店では2022年9月に「保護犬モデルルーム」を始め、里親に繋げている。ペットボックスの宮良さつき常務は「保護犬、保護猫を迎える文化を広げていきたい」と笑顔で語った。「引き取る」選択肢を 猫を家族に迎える時、ペットショップで購入せずに施設や団体から引き取る選択肢が広がっている。「殺処分ゼロ」につながる。 沖縄本島では県と那覇市が施設を持つ。捨てられた子猫、飼育放棄の現場から引き取られた猫、けがをした野良猫などが2021年度、県に401匹、那覇市に53匹収容され、県225匹、那覇市21匹が譲渡された。譲渡には2施設とも事前の問い合わせが必要。完全室内飼育や家族全員の同意などの条件がある。 民間ボランティア団体による譲渡会もある。浦添大公園では、NPO法人おきにゃあわんネットワークが毎月第1土曜と第2日曜の午後1~4時、一般社団法人動物愛護の会アベニールが第2土曜の午後2~5時に開催している。 問い合わせは県動物愛護管理センター、電話098(945)3043▽那覇市環境衛生課、電話098(951)1530▽浦添大公園、電話098(873)0700。ねこの日新聞 紙面はこちら写真を拡大猫グッズをプレゼント!>プレゼント応募フォームはこちら企画・制作 沖縄タイムス社営業局宮城守男さん”>猫が描かれた猫が描かれた紅型帯”>「おなが家」の工房内。手前のサボテンの鉢は、「フォレスト猫」シリーズで、猫が森の中を元気よく飛び跳ねている”>翁長良さん(左)美和子さん夫妻が想いを込めて制作する=2月16日、読谷村波平・焼物工房「おなが家」”>保護猫を家族として迎える疑似体験ができる「保護猫モデルルーム」がオープンした=2月10日、ペットボックス那覇店”>実際に保護猫と触れ合うことができる”>写真を拡大”>
ごろごろチーズの入った「白ねこチーズ生食パン」(左)と大粒のチョコチップ入り「黒ねこチョコ生食パン」。どっしりとした贅沢な味わい。どちらも卵不使用。■「ココル」宜野湾市大山2丁目32-23、電話098(870)9323、日曜定休日。「パティスリーココロ」の焼き菓子猫の肉球形をした「子猫のケーキ」シリーズや、柔らかな色彩のアイシングクッキー。シーサーの被り物を被った猫クッキーも登場。■「パティスリーココロ」西原町上原2‐23‐3 プロスペリティ1 102号、電話098(988)9105、木曜定休日。「ニャン山」の張り子と漆喰の猫アイテム漆喰シーサー職人の上原新吾さんと琉球張り子職人の赤嶺康浩さんが営む工房から生み出される個性的で表情豊かな猫作品たちが出迎える。■工房「ニャン山」糸満市字糸満989‐83糸満市場いとま~る内、電話098(855)0043、月曜定休日(祝日の場合は翌日)。さくら猫って何? 桜の花びらのように耳先をV字カットした「さくら猫」。不妊去勢手術を受けた印で、一代限りの命だ。 暖かい沖縄は猫の繁殖回数が多く、年3回程度ある。1匹の母猫から子猫が4~8匹産まれ、環境省によると3年後には2千匹以上に増える。 野良猫の殺処分や住民とのトラブルをなくすため、ボランティアや行政は「TNR活動」に取り組んでいる。手順は①Trap(捕獲)②Neuter(不妊去勢手術)③Return(元の場所に戻す)。その後、ボランティアが餌やりや清掃を続ける。 公益財団法人「どうぶつ基金」は無料の不妊手術チケットを配布しており、ことし2月時点で全国421(うち沖縄32)の自治体などが受け取っている。保護猫迎える文化広げる保護猫を家族として迎える疑似体験ができる「保護猫モデルルーム」がオープンした=2月10日、ペットボックス那覇店 キャットタワーがある広々としたガラス張りの部屋に、愛らしい子猫が2匹くつろいでいる。2月10日、ペットボックス那覇店と動物愛護団体「琉球わんにゃんゆいまーる」(畑井モト子代表)が共同で「保護猫モデルルーム」をスタートした。毎週金曜日の午後4時から午後6時半までオープンする。 初日には、訪れた女子学生らが猫用おもちゃで子猫と楽しそうにじゃれ合っていた。畑井代表は「猫と触れ合うことで、家族として迎え入れた時のイメージをよりリアルに感じてもらい、良い里親さんと出会う機会を作りたい」と話す。猫を迎え入れたい人の相談に乗り、適正飼育のためのアドバイスも伝える。実際に保護猫と触れ合うことができる ペットボックスグループの「未来につながるプロジェクト」の一環。同店では2022年9月に「保護犬モデルルーム」を始め、里親に繋げている。ペットボックスの宮良さつき常務は「保護犬、保護猫を迎える文化を広げていきたい」と笑顔で語った。「引き取る」選択肢を 猫を家族に迎える時、ペットショップで購入せずに施設や団体から引き取る選択肢が広がっている。「殺処分ゼロ」につながる。 沖縄本島では県と那覇市が施設を持つ。捨てられた子猫、飼育放棄の現場から引き取られた猫、けがをした野良猫などが2021年度、県に401匹、那覇市に53匹収容され、県225匹、那覇市21匹が譲渡された。譲渡には2施設とも事前の問い合わせが必要。完全室内飼育や家族全員の同意などの条件がある。 民間ボランティア団体による譲渡会もある。浦添大公園では、NPO法人おきにゃあわんネットワークが毎月第1土曜と第2日曜の午後1~4時、一般社団法人動物愛護の会アベニールが第2土曜の午後2~5時に開催している。 問い合わせは県動物愛護管理センター、電話098(945)3043▽那覇市環境衛生課、電話098(951)1530▽浦添大公園、電話098(873)0700。ねこの日新聞 紙面はこちら写真を拡大猫グッズをプレゼント!>プレゼント応募フォームはこちら企画・制作 沖縄タイムス社営業局宮城守男さん”>猫が描かれた猫が描かれた紅型帯”>「おなが家」の工房内。手前のサボテンの鉢は、「フォレスト猫」シリーズで、猫が森の中を元気よく飛び跳ねている”>翁長良さん(左)美和子さん夫妻が想いを込めて制作する=2月16日、読谷村波平・焼物工房「おなが家」”>保護猫を家族として迎える疑似体験ができる「保護猫モデルルーム」がオープンした=2月10日、ペットボックス那覇店”>実際に保護猫と触れ合うことができる”>写真を拡大”>
企画・制作 沖縄タイムス社営業局宮城守男さん”>猫が描かれた猫が描かれた紅型帯”>「おなが家」の工房内。手前のサボテンの鉢は、「フォレスト猫」シリーズで、猫が森の中を元気よく飛び跳ねている”>翁長良さん(左)美和子さん夫妻が想いを込めて制作する=2月16日、読谷村波平・焼物工房「おなが家」”>保護猫を家族として迎える疑似体験ができる「保護猫モデルルーム」がオープンした=2月10日、ペットボックス那覇店”>実際に保護猫と触れ合うことができる”>写真を拡大”>