大倉士門の愛車はアルファロメオのジュリエッタ! なぜクルマ好きに? アルファ派になった理由は?

モデル、タレント、俳優など幅広い分野で活躍中の大倉士門さんは、実は生粋のクルマ好きだそうです。2022年にはInstagramに愛車「ジュリエッタ」の写真を投稿し、注目を集めました。そもそも大倉さんがクルマ好き、しかもアルファ好きになった理由は?お話を聞いてきました。

アルファが好きなのは父親の影響?

――普段の移動もほとんどが愛車のジュリエッタだそうですが、そもそもクルマ好きになったきっかけは?

大倉士門さん:物心がついたときにはクルマが好きになっていました。僕は京都出身なんですけど、うちの父がディーラーで働いていまして、職業柄、いろんなクルマに乗って帰ってきていたんです。どこかに出かけるときも、見たことのないクルマで連れていってくれたりしました。それもあって、クルマって面白いなと感じていたんです。

小さい頃の僕とか兄弟の写真も、クルマと一緒に写っているものが多いです。この頃から僕はクルマに惹かれていたんだと思います。

――大倉さんのクルマ好きに大きな影響を与えたお父さまですが、関西では名の知られた存在だそうですね? 巷では、アルファロメオを京都に持ってきたのが大倉さんのお父さまだと言われたりもしているようですが……。

大倉さん:関西のイタリア車好きの間で、父のことを知らない人は“モグリ”だと言われるって話は聞いたことありますね(笑)。僕も、モーターショーなどのイベントに行ったときに、「あなたのお父さんはすごい人なんだよ!」と声をかけられることがあります。

――大倉さんに与えた影響も大きそうですね。

大倉さん:僕がアルファロメオ好きになったのは、父の影響以外にないと思います。父が違う仕事をしていたり、違う人だったりしたら、僕はもっといろんなクルマに乗れたんじゃないかなと思いますね(笑)
アルファの魅力は?

――学生時代とか、周囲にクルマ好きっていましたか?

大倉さん:いるにはいたんですけど、僕はイタリア車以外にうとくて、なかなか共有はできなかったですね。

――アルファ好きとなると、かなりの少数派?

大倉さん:むちゃくちゃ少数派ですよ。同世代では、ほとんどいないんじゃないですかね?

――アルファロメオの魅力は?

大倉さん:たくさんあります。まず、外から見ていても楽しいし、自分が乗って運転しても楽しい。ただの移動手段じゃなくて、移動時間も楽しめるといいますか。本当にファミリーのような感じで、いつも一緒にいてくれています。

――現在の愛車はジュリエッタですが、このクルマを選んだ理由は?

大倉さん:発売になったときから、いつかは買いたいと思っていました。街なかでジュリエッタの看板を見かけると、「これ、僕の欲しいクルマ!」っていつも言っていたんです(ちなみにジュリエッタの日本導入は2012年、大倉さんは1992年生まれ)。

ジュリエッタって、「カッコかわいい」という言葉が一番似合うクルマだと思っています。前から見たらカッコよくて、後ろから見たらかわいい。テールランプのピピピっていう動きもかわいいなと思います。サイズ感も街乗りによし、アウトドアによしって感じで、どこに行くにも手頃ですね。

大倉士門が語る「クルマのある生活」

――実際にジュリエッタを購入されたのはいくつのときですか?

大倉さん:25歳です。今乗っているのは2台目のジュリエッタです。

――25歳でクルマを購入されたのには何か理由があるんですか?

大倉さん:昔から、25歳までにクルマを買って、30歳までに結婚したいという人生設計があったんです。最初のクルマは25歳の誕生日に契約して、プロポーズは20代最後の29歳でしたので、今のところ全部、その通りにいってますね(笑)。

最初のアルファロメオは父から買いたいと思っていたんですが、僕が東京に住んでいることもあって、1台目は神奈川のディーラーから迎え入れました。いろいろあって1台目はすぐに手放してしまいましたが、それから少しして、父から、ボディがシルバーで内装が赤レザーのジュリエッタがあるよと連絡をもらいまして、晴れて25歳で父からクルマを買うことができたんです。

――じゃあ夢が叶ったわけですね。お父さまも喜んだんじゃないですか?

大倉さん:どうなんでしょう? 25歳までに父からアルファロメオを買うという話をしたときは、「おまえ、ええやんか!」って、今まで見たことがないくらい嬉しそうな顔をしていましたけどね(笑)。もしかしたら、喜んでくれているかもしれません。

――ちょっと聞いてみたいだけなんですけど、タレントさんってクルマは現金で買うんですか?

大倉さん:これまでのジュリエッタもそうですが、僕は現金一括で購入しています。ローンも組めるんですけど、ローンを払っている間は、なんとなく自分のクルマになっていないような気がするので……。

――ジュリエッタに乗っていると、周りからはどんな反応がありますか?

大倉さん:友達を乗せる機会がけっこうあるんですが、まず外観を見て「何? このクルマ。めちゃくちゃカッコいい!」と感動してくれますね。車内に乗り込んでハンドルやエンブレムを見ると、また感動してくれます。アルファロメオの宣教師になったような感じがして、すごく好きな瞬間です。

年上の方には「その年でアルファロメオ? シブいね!」といっていただけます。この「シブい」っていう言葉は最高の褒め言葉ですね。

――現在はジュリエッタとどんなカーライフを楽しまれていますか?

大倉さん:まず、毎日乗るのは当然として、週に1回は長距離を走らせます。妻(大倉さんの奥さまはモデルでタレントのみちょぱこと池田美優さん)と休みが合えば春・秋はゴルフ、夏は海に行ったりとか。全部ジュリエッタで行くので、3人で出かけている感覚です。

――これまで、何か車関係でトラブルはありましたか?

大倉さん:特にないんですけど、ジュリエッタの納車に後輩と一緒に行ったときには、妻が後輩に「なんで私より先に乗るの?」ってちょっと怒っていた記憶があります(笑)

――それは怒るでしょうね(笑)。それでは最後に、これからのアルファロメオとの付き合い方を教えてください。

大倉さん:生きていく中では出会いと別れがありますが、それでも、アルファロメオだけはずっとそばにいてくれるんだろうなと思います。これからもずっと乗っていきたいし、そうすることが僕の生きがいであり、一番の親孝行でもあると思います。だから生涯、アルファロメオ一筋です。

安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら