日本マクドナルドは12月22日に、ハッピーセット「ハローキティ 50周年」がほぼ全店で販売終了していることを発表した。
同商品はハローキティが2024年に誕生50周年を迎えることを記念した商品で、12月15日から第1弾、22日から第2弾として各25種ずつ計50種類のハローキティのぬいぐるみがオマケとして付いてくるというもの。マクドナルドによると、予想を大幅に上回る売れ行きで、当初は販売期間を約4週間と案内していたものの、1週間ほどでほぼ全店で販売終了したという。
ところが、このことが波紋を呼んでいる。
「個数制限がなかったために、大量購入する人が現れ、即日完売といった店舗も多かったようです。SNSでは子供が欲しいというから買いに行ったら完売。まさかと思いメルカリを見ると大量に出品されていたという話が何件も投稿されています。実際に、メルカリでは1体数百円~数千円、中には25種類コンプリートして数万円という出品もあります。一方で、個数制限もなく、そもそも50種類なんてコレクターを刺激する設定。“欲しいのに開店直後に並ばないのが悪い”という意見も……。
2年前に『鬼滅の刃』のオマケが付いたときも大行列になるなど大騒ぎでした。当時は鬼滅の大ブームだったので、公式ホームページで《多くのお子様にお届けするため、大量購入はお断りさせていただく場合がございます。また、ご購入いただいた商品の転売はご遠慮ください》と呼びかけていましたが、今回はそのような注意書きもなく、予想以上の反響だったのかもしれません」(WEBメディア記者)
X(旧Twitter)上でも賛否両論が飛び交い大荒れの展開に。買い占めをたしなめる声も。
《確かに制限されてる訳でもないけどさ、そら欲しい欲しいって言ってる子供がいる目の前で買い占められたらモヤモヤするだろうよ》《キティ求めて1人20個買ってるjk集団5人くらいいたけど普通にモラルの問題で草、早い者勝ちだから仕方ないって言われてるけど流石に買えなかった子供とか可哀想》《昨日から第2弾がはじまったばかりなのに今日どの店舗も売り切れ 転売ヤーかなと思いメルカリ見てみたら案の定高値で売買されてました 子供が買えないなんて可哀想過ぎ》《マックの キティさん買い占め転売勢まじ許せねぇ。子供楽しみにしてたのに一回も買えなかった》
一方で、ファン向けのコレクションアイテムなので、買い占めは予測できたはずであり、“大人買い”を促すような設定をしたマクドナルドの責任だという声も散見した。
《おマックのキティの件燃えてんの……?なんで……?個数制限かかってないなら早く大量に買ったもの勝ちじゃん……?50種もあったらコンプ勢に駆逐されるのはいつものことじゃん》《ハッピーセットのキティ買い占めがちょこちょこ囁かれてるけど、あれ大人向けトレーディングまたはコレクタブルな要素強くてマックは大量買い期待してるシロモノでしょ…と思ってたよ…。 オタクなので…。初動が大事なやつだな…って思ってた…》《「50周年のキティ」どう考えても思い出のキティを求める大人がいるのは分かりますよね、マックは大人も沢山買うの分かってますよ マックが個数制限しなかったのが悪いのです。しかも50種類です。大量購入がモラルがないというのは分かりません》
あくまでハローキティのぬいぐるみは食品のおまけ。大量購入の場合、食品の廃棄につながるのではとの指摘もあがっている。