燃料装荷 事前に地元に伝える方針 柏崎刈羽原発・稲垣所長

柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は28日、原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」について、時期や内容を事前に地元に伝える方針を示しました。

原子力規制委員会は27日、テロ対策の不備が相次いだ柏崎刈羽原発に出していた事実上の運転禁止命令について、「自律的な改善が見込めると確認した」として、2年8か月ぶりに解除しました。

28日、柏崎刈羽原発で開かれた定例会見。

稲垣所長は命令の解除を受け行えるようになった、原子炉に核燃料を入れる作業「燃料装荷」について、時期や内容を事前に地元に伝える方針を示しました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】
「燃料装荷は非常に重要な、健全性を確認していくためのステップです。これを黙ってやることはありえないと思っていて、その時期や内容は今後、計画を定めた時点で(地元や県民に)お知らせしていきたい」

稲垣所長は一方で、原子力規制庁の検査が残っているなどとして、燃料装荷の具体的な時期は示しませんでした。