沖縄で国際交流 修学旅行生と留学生が首里城の歴史学ぶ 生徒「外国人と話すのは緊張」

沖縄県内の学校に国際交流のプログラムを提供する「Hello World(ハローワールド、沖縄市)」が21日、「国際交流型まちなかロゲイニング」を首里城で初めて実施した。修学旅行で沖縄を訪れた埼玉県の昌平中学校の生徒約100人と琉球大学で学ぶ留学生ら約20人が、ゲーム感覚で首里城の歴史などについて学び、日本語と英語を織り交ぜながら交流を深めた。
関連記事「もう目が回る」1人で何役もこなすホテル従業員 沖縄の観光客は急増したが…深刻な人手不・・・ おきなわ彩発見NEXT(全国旅行支援)が11日から始まり、多数の県外客を一挙に受け入れることになった沖縄県内の観・・・www.okinawatimes.co.jp 同イベントは、コロナ禍で沖縄への修学旅行のシェアが減少傾向にあるため、新たな体験型プログラムの構築で魅力を高めていく狙い。ロゲイニングでは、生徒ら約10人が1チームとなり、首里城内を歩いて名所などのチェックポイントを回って写真撮影したり、クイズに答えたりしながら得点を競い合った。
英語学習に力を入れている昌平中学では、コロナ前の修学旅行先はニュージーランドだったが、コロナ禍で海外は厳しいと判断。沖縄で国際交流に特化したプランがあると知り、沖縄への修学旅行を決めた。3年生の西田朱那(あやな)さん(15)は「実際に外国人と話すのは実践的で緊張した。難しいけど単語と単語をつなげて会話ができた」と満足そうだった。(政経部・又吉朝香)